アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説します。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方もお伝えしますよ♫

秋のおすすめ【クラシック曲15選】

2020-01-01から1年間の記事一覧

パッヘルベル:カノン【おすすめ名盤を解説】その意味と感想、特徴とは?

続くらせん階段 どこまでもゆったりと すくすくと成長を楽しむ時に聴きたい ひとの幸福のひとつのカタチ…。 それが成長…。 でも成長って急速にはしないもの。 …いや、急速に成長することもありますか…。 けれども、そういった急成長は、いずれ「コテン…と転…

ラヴェル:シェエラザード【その歌詞と名盤を解説|感想】ラヴェルの隠れた名曲!

おとぎの国へようこそ! ラヴェル版「シェエラザード」 オリエンタルな魅力と異国情緒も楽しい♫ ラヴェル: シェヘラザード、おとぎ話への序曲 シェラザードと言えば、R・コルサコフのシェラザードが断然有名! でも、あまり知られていないラヴェルのシェエラ…

バッハ:主よ人の望みの喜びよ【感想と解説と2選の名盤】歌詞とその意味は?

バッハの中でも特に有名! シンプルなのに美しい名曲♫ 優しい気持ちになりたい時に聴きたい 《主よ人の望みの喜びよ》は、バッハの有名な曲のひとつですね。 読み方としては「主(しゅ)よ」となります。 そして、その、 成り立ちは? 本来の訳(やく)は? …

シューベルト:アヴェ・マリア【解説と3選の名盤|感想】歌詞の意味も解説!

歌曲の王シューベルト♫ ピアノも歌うのがその特徴 有名で美しいアヴェ・マリア! (youtubeをポチって音楽を聴きながら読んでみてくださいね。”iPhoneの場合は全面表示されてしまったら2本指で内側にむけてピンチインしてください。” シューベルト:アヴェ・…

プッチーニ:ラ・ボエーム【あらすじの解説と名盤2選|感想】有名な歌も解説

クリスマスイヴの夜 若い2人の出会いと葛藤 芸術を志す仲間たちとの友情物語り プッチーニ: 歌劇「ラ・ボエーム」:私の名はミミ 第1幕 クリスマス 美しいプッチーニ節(ぶし)のメロディがいっぱいの、オペラ《ラ・ボエーム》解説とおすすめ名盤を紹介です。 …

シベリウス:樹の組曲(5つの小品)【1択名盤も解説|感想】「樅(もみ)の木」の可愛らしさが特徴

たくさんな樹(き)たちの歌 ピアノで語るフィンランドの自然 広大な「白」を感じたい時に聴きたい♫ 第5曲《モミの木》 寒い つらい 孤独 そんなイメージの強い「冬」の定番曲、シベリウス:樹の組曲(5つの小品)は、それでも強く大地に立って耐えている樹…

クリスマスに聴きたい【おすすめクラシック】【定番曲15選】楽しくって、癒やされるピアノと合唱、オーケストラ

あなたのクリスマスの過ごし方は… にぎやかにワイワイ楽しく過ごしますか? 好きな人と静かにゆっくり過ごしますか? それともアルパカみたいにボッチでさみしく(泣)静かに過ごしますか? それぞれの人が、それぞれの個性によってクリスマスの過ごし方は違…

パルムグレン:粉雪【名盤1択!】【解説と感想】「和」のテイストあふれる北欧の名曲!!

北欧の透明感! やまとの国(日本)のたおやかさ なぜか共通する、その歌ごころ 静けさと透明感…。 それは北欧のイメージ。 でも、なせか、古式ゆかしいやまとのころの日本の精神にも通じる。 そんな不思議な魅力のある、パルムグレンのピアノ曲《粉雪》の解…

ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲【感想5枚の名盤|解説】「重い」けれども美しい!!

右手を失ったピアニスト… 戦後のメランコリックな心と そこから放つ美しさのある名曲♫ 重い心情の表現がありながらも、鮮(あざ)やかな展開をするモーリス・ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲の解説とおすすめ名盤を紹介です。 【解説】モーリス・ラヴェ…

モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ【感想と名盤2選の解説】悲喜こもごもの展開が素晴らしい!

女ったらしのダメ男 なのにモテる?ドン・ジョヴァンニの 悲劇と喜劇の要素入り乱れる名作オペラ! モーツァルト: 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」:序曲 (youtubeをポチって音楽を聴きながら読んでみてくださいね。”iPhoneの場合は全面表示されてしまったら2本指…

ベートーヴェン:ラズモフスキー1番〜3番【解説とおすすめ名盤5種|感想】(弦楽四重奏曲第7〜9番)

花咲く弦楽四重奏曲! 青春!情感!華々しい! 3曲そろって素晴らしい名曲群!! No. 7 in F Major, Op. 59, No. 1 "Rasumovsky" - 1. Allegro 光り輝く傑作! ベートーヴェンの「ラズモフスキー」とはベートーヴェンの弦楽四重奏曲の第7番〜第9番の3曲の総…

フランク:交響曲【解説と5枚の名盤|感想】魅力の旋律美と構成美が交わる名曲!

流れる重厚感と旋律美♫ フランス的な華やかも心地良く フランクの優れた人格を思わせる響きもいい! フランク 交響曲ニ短調第3楽章 「コツコツと積み上げる地道で着実」なフランクの作曲した、大器晩成型の交響曲の傑作、解説とおすすめ名盤を紹介です。 [:c…

バッハ:クリスマス・オラトリオ【3枚の名盤を解説|感想】敬虔(けいけん)さがあふれる名曲!

とても明るいバッハ! クリスマスの幸福を 胸いっぱいに感じよう!! 第1曲 - いざ祝え、この良き日を 本来のバッハの宗教曲とは 厳格 重厚 荘厳 などの言葉が似合いますが、バッハ:クリスマス・オラトリオは別。 明るい! 楽しい!! 弾んでる!!! オラ…

シューベルト:四重奏断章(弦楽四重奏曲第12番)【感想|解説と名盤3枚】それは断たれたプレリュード!

こっちがホントの「未完成」♫ プッツリ、突然、終わっちゃう系! 「幻の弦楽四重奏曲」のナゾを解明しちゃおう!! (youtubeをポチって音楽を聴きながら読んでみてくださいね。”iPhoneの場合は全面表示されてしまったら2本指で内側にむけてピンチインしてく…

メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟【解説と名盤3選の感想】その風景と音がありありと見える名曲

広がる海原 くだける白波 さあ、神秘の洞窟に踏み込もう (youtubeをポチって音楽を聴きながら読んでみてくださいね。”iPhoneの場合は全面表示されてしまったら2本指で内側にむけてピンチインしてください。”) 情景描写の名曲! メンデルスゾーン:序曲《フ…

モーツァルト:交響曲第29番【解説と感想|おすすめ名盤5選】明るくて美しいロココ調の響き!

明るく雅びやか! ハツラツとしたうれしさが満載!! 沈んだ心に明るい光を注ぎたい時に聴きたい♫ モーツァルト: 交響曲第29番:第1楽章 (youtubeをポチって音楽を聴きながら読んでみてくださいね。”iPhoneの場合は全面表示されてしまったら2本指で内側にむ…

マーラー:交響曲第4番【解説と3枚の名盤の感想】室内楽版も天国の歌にふさわしい

愉快な天使のほほ笑みと おもしろおかしいユーモアと…♫ 心がワクワクする天上の風景が楽しい1曲 マーラー:交響曲第4番 第4楽章 「気むずかしい」曲が多いマーラーの交響曲。 その中にあって、めずらしく「ウキウキ楽しい天上の世界」を描いた名曲、マーラ…

ドビュッシー:子供の領分【感想と解説と名盤3選】作曲の背景とその感想

はじける子供の笑い声 息をはずませ駆け抜ける! 「あどけなさ」がいっぱいの楽曲! 楽しく愉快に遊ぶ子供のさまを活き活きとしたタッチのピアノの曲として昇華させたドビュッシー:子供の領分の解説とおすすめ名盤を紹介です。 【解説】ドビュッシー:子供…

冬に聴きたい【おすすめクラシック16選】:癒やしのピアノと管弦楽

「冬、到来です」。 「冬」の季節を迎えると、冷たい風が吹きすさび、体も心も冷え気味ですね。 何かと忙しい年末年始のバタつく毎日を乗り越えるには「癒やしの時間」も必要ですね。 そこで今回「冬」を楽しむ時に聴きたいおすすめクラシック15曲を選んでみ…

ヘンデル:ハレルヤ【メサイアより】【解説とオススメ名盤5枚】特徴と感想

ハレルヤコーラス! 晴れやかな18世紀のエンタメ! ヘンデルの元気になれる超有名曲♫ ヘンデルの時代からクリスマスになると聴こえてくる《ハレルヤ》。 親しみやすいのが特徴の誰もが知ってるヘンデルの名曲《ハレルヤ》 その《ハレルヤ》が収録されている…

チャイコフスキー:交響曲第1番《冬の日の幻想》【感想と解説|3枚の名盤】

広大な雪原のパノラマと、 ロシア民謡の美しい音楽性 2つをあわせ持つ憂愁の美が結実した名曲 チャイコフスキーの初期の交響曲の中の傑作、交響曲第1番《冬の日の幻想》。 「成熟の後期交響曲」もいいものですが、「さわやかな初期の交響曲」も悪くないです…

ラヴェル:組曲「鏡」【感想と解説|2つの名盤】はかなさが漂う美しいピアノ組曲

冷静の中の儚(はかな)さ 美しく弾ける音の 静けさを感じたい時に聴きたい!! ラヴェル: 組曲「鏡」:鐘の谷 【解説】モーリス・ラヴェル:鏡 モーリス・ラヴェル:道化師の朝の歌の、こんな素敵な解説があります。 ラヴェルの印象主義は、たぶん写実的であ…

ショパン:別れの曲【感想と解説|5枚のおすすめ名盤】かなわぬ思いと癒やしのはざま

誰もが知ってる ショパンの美しい調べ リリカル(叙情的)な思いの時に聴きたい ショパン: 別れの曲 ショパンの中でも、もっとも有名な曲のひとつですね。 そんな素晴らしい曲の解説です。 【解説】ショパン:別れの曲 とても詩的にショパン:別れの曲を表現…

ラヴェル:ピアノ協奏曲【感想と解説|6枚の名盤】ムチの音、ピシャッ!「愉快で楽天的」なピアノ協奏曲!!

めっちゃ楽しくてリズミカル! ラヴェルの弾(はじ)けた名曲!! 笑いとユーモアが欲しい時に聴きたい♫ ラヴェル: ピアノ協奏曲:第1楽章 【楽曲を解説】モーリス・ラヴェル:ピアノ協奏曲 ラヴェル:ピアノ協奏曲は、ラヴェル晩年における「原点回帰」であ…

ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集【解説と3枚の名盤の感想】その特徴も解説!

チェコが生んだメロディメーカー ドヴォルザークの傑作中の傑作! 躍動感でノリたい時に聴きたい♫ ドヴォルザーク: スラヴ舞曲 第1番 ハ長調 「同じ聴くなら楽しまなきゃ損(ソン)、損(ソン)!」 たくさんの心地いいメロディと民族性でいっぱいという特…

チャイコフスキー:四季【感想と解説|おすすめ名盤】舟歌の詩も紹介

見わたす限りの白 そんなロシアの雪が見えるよう 庶民の生活も見えてくるピアノの名曲 チャイコフスキー: 「四季」6月:舟歌 「透明感が音楽として結晶化」したチャイコフスキーのピアノ曲《四季》。 解説と3枚の名盤の、おすすめを紹介です。 [:contents] 【…

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス【解説と名盤5選|感想】歌詞の意味

その歌詞の敬虔さ、 妙(たえ)なる「曲調の変化」 純粋無垢なモーツァルトの心の世界 モーツァルト晩年の「無限にひろがる、その心の透明感」。 「苦しみと悲しみ」そのすべてを包み込んでくれる。 そんな「癒やしの光が降りてくる『小さな名曲』」です。 …

ムソルグスキー:展覧会の絵【解説と名盤3枚の感想】特徴は壮大な美術館プロムナード

絵画の放つ イマジネーション! 音楽で美術館を散策できる名曲!! ムソルグスキー: 組曲「展覧会の絵」:プロムナード 美術館散歩…。 そんな時が音楽で体験できる♫ さあ、ムソルグスキー:展覧会の絵の世界へようこそ! [:contents] 【解説】ムソルグスキー:…

秋に聴きたい【おすすめクラシック15選】:癒やしのピアノと管弦楽

ほんの少しだけ物憂い「秋」。 夏を乗り越えて、疲れ気味なのかも…。 そんな秋の刻(とき)に聴きたいおすすめクラシック15曲を選んでみました。 「あ、コレ知ってる!」 そんな有名な曲も多数そろえました。 ぜひ、クラシック音楽の森を散策してみてくださ…

ハイドン:交響曲第45番《告別》【名盤3枚の解説と感想】特徴ある「あのエピソード」も解説

「オレたち、ホームシック…」 そんな楽団員を救うハイドンのヒラメキ! その、ほほえましさに触れたい時に聴きたい♫ 「貴族、エステルハージ公の夏季休暇が2ヶ月延長が決定!」 家族を置いて、言わば単身赴任で、そのエステルハージ公の静養地へ赴いていた楽…