燃え盛る、夏!
実り豊かな、秋!
花火、あがれば踊りだす!!
夏から秋にかけて増える、祭り♫
平凡な日常が続く中、
突如として現れるどんちゃん騒ぎの非日常
祭り!!
クラシック音楽は祭りがテーマの音楽も多いですね♫
そこで今回は、「祭りがテーマ」のクラシック音楽を紹介!
・うれしくて
・楽しくて
・喜びいっぱい
盛り上がる!お祭りクラシック音楽13曲を紹介です!
- サンサーンス:動物の謝肉祭
- ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」
- 交響詩「ローマの祭」
- メンデルスゾーン:真夏の夜の夢
- ラヴェル:スペイン狂詩曲より「祭り」
- ヘンデル:王宮の花火
- シューマン:謝肉祭
- 交響組曲《シェエラザード》 Ⅳ.バグダットの祭り〜終曲
- ドヴォルザーク:謝肉祭
- ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集(収穫祭)
- ドビュッシー花火
- ヤナーチェク:シンフォニエッタ
- サティ《3つのジムノペディ》
- 【まとめ】
サンサーンス:動物の謝肉祭
「謝肉祭」とは、カトリック系のキリスト教などの四旬節(復活祭の40日前の水曜日)の直前から始まるお祭りで大いに盛り上がります。クラシック音楽でもテーマに選ばれることが多いです。
サン=サーンスの動物の謝肉祭は、たくさんの動物たちの姿や動作が活き活きと描かれていてワクワクする面白さでいっぱいの曲。バレエの題材としても使われることの多い第13曲目の「白鳥」は特に有名といえます。
ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」
2つの村が争うことで太陽神イアリロが大怒り…。これを鎮めるために生け贄として乙女を捧げるといういわば「お祭り」のお話しです。
乙女は生け贄として踊りますが最後は息絶えるという展開が音楽になっています。ストラヴィンスキーの代表作のひとつです。
交響詩「ローマの祭」
レスピーギが作曲した「ローマ三部作」(ローマの噴水、ローマの松と、ローマの祭り)の中の1曲。ローマにおける4つの時代における祭りを4部構成で描いています。
- 第1部 チルチェンセス(古代ローマ時代)
- 第2部 五十年祭(ロマネスク時代)
- 第3部 十月祭(ルネサンス時代)
- 第4部 主顕祭(現代)
楽器編成も規模が大きく、ダイナミックで聴き応えがあります。
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢
シェークスピア原作の同名の物語が題材になっています。物語は夏至の頃、6月24日の聖ヨハネ祭の前夜の物語です。
恋に恋して恋だらけ…
あっちに逃げりゃ
こっちが追われ
あっちを追えば、逃げられる!!
聖ヨハネ祭の頃に起こった「恋のドタバタファンタジー」を音楽として表現したメンデルスゾーンの名曲《真夏の夜の夢》は心から楽しめる1曲です。
ラヴェル:スペイン狂詩曲より「祭り」
「祭りで踊り狂うひとびとの熱気」とともに音符も弾むように踊り狂っています。熱気は「活気」に変わり、さらに「情熱」へと発展していくことによって、激アツな展開をするラヴェルの名曲です。
ヘンデル:王宮の花火
1748年にオーストリア継承戦争を終結させるために開かれたアーヘンの和約の祝典における花火大会で演奏されました。「お祭り」とは少し異なりますがお祝いとしてのお祭り的な盛り上がりの情景がありありと見えるような明るい曲です。
シューマン:謝肉祭
シューマンはエルネスティーネという女性に好意を寄せ、結婚まで考えます。シューマンは、エルネスティーネの出身地であるボヘミアのアシュ(Asch)という地名を音名で表記した以下の2パターンを曲全体に散りばめます。
・As‐C‐H(ラ♭‐ド‐シ)
・A‐Es‐C‐H(ラ‐ミ♭‐ド‐シ)
ちなみにシューマンのエルネスティーネへの恋は叶うことはありませんでした。
交響組曲《シェエラザード》 Ⅳ.バグダットの祭り〜終曲
にぎやかな祭りの風景、楽しくはしゃぐ人びと、壮大な海の描写のある交響組曲《シェラザード》の最後の曲です。
ドヴォルザーク:謝肉祭
ドヴォルザーク作曲の謝肉祭は演奏会用の序曲3曲のうちの2曲目として作曲されました。(あとの2曲は「自然の中で」と「オセロ」)。ドヴォルザークらしい親しみやすい旋律と炸裂するような大きな喜びを表現したような明るい1曲です。
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集(収穫祭)
明るい曲調で楽しめるドヴォルザークの名曲です。お祭り関連でいうと、第4番「ソウセツカー」という曲はボヘミア舞曲であり収穫祭の後に隣人同士が集まって踊ったのが起源です。スラヴ舞曲集はお祭りのようなにぎやかな雰囲気の曲が多いです。
ドビュッシー花火
ドビュッシーのピアノ曲である前奏曲集の第2巻の12曲目が「花火」という題名です。光を散らして弾け飛ぶ花火の様が表現されています。一瞬の美しさを誇った後にあっけなく消えてゆく花火を構成する小さな火花の粒たち。
派手でありながら、どことなく儚さが感じられるのが花火の魅力ですね。お祭りには花火がよく似合いますがドビュッシーの「花火」は少しさみしげです。
ヤナーチェク:シンフォニエッタ
チェコスロヴァキアにある体操団体「ソコル」において開催された「第8回ソコル祭典」のために作曲されました。「シンフォニエッタ」とは「小さな交響曲」という意味。型にとらわれずヤナーチェクの思うままに自由な発想で書かれた曲です。
サティ《3つのジムノペディ》
ギリシャにおける
- 芸術、芸能の神《アポロン》
- お酒の神《バッカス》
をたたえる祭典「ギュムノパイディア」(古代ギリシャ語)が《ジムノペディ》という曲の題名の由来です。作曲者のサティはこの「ギュムノパイディア」の様子を描いた古代の壺を見たことが作曲の動機になっています。
どことなく寂しげでアンニュイ(退屈)な印象のピアノ曲ですが有名な曲です。
【まとめ】
【お祭りテーマ】のクラシック音楽13選というテーマでお伝えしてきました。
・うれしくて
・楽しくて
・喜びいっぱい
中には静かな曲もありましたが、基本的には明るい曲をメインに集めてみました。
お祭りの多い夏から秋にかけてクラシック音楽を参考にして楽しむというのもいいものです。
そんなわけで…
『ひとつの曲で、
たくさんな、楽しみが満喫できる。
それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』
今回は、以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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