夏、到来!!
- まぶしい!
- 楽しい!!
- 輝かしい!!!
そんな言葉がピッタリな夏。
そこで、
クラシック音楽の
「積極的で明るいイメージの曲」
それと、
「暑い夏を乗り越えるための涼しげな曲」
などを
- 管弦楽曲を5曲
- ピアノ曲を5曲
の、計10曲をチョイスしてみました。
お楽しみいただけたなら嬉しいです。
管弦楽曲、その他:夏のおすすめ【クラシック曲10選】
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢
《真夏の夜の夢》の「真夏」とは夏至のこと。
この時期には妖怪たちが暴れだして、人間たちにイタズラをするとの言い伝えがあります。
その風習をもとにシェークスピアが書き上げた戯曲が《真夏の夜の夢》です。
そして、この戯曲《真夏の夜の夢》を気に入って序曲を作曲したメンデルスゾーン。
この時メンデルスゾーンは、なんと17歳というから驚きです。
その後、34歳になったメンデルスゾーンが、13曲を書き足して完成したのが劇音楽《真夏の夜の夢》なのです。
なんとも元気で明るい1曲です。
ヘンデル:水上の音楽
イギリスの国王がテムズ川で舟遊びをする際に演奏した曲がヘンデル:水上の音楽です。
優雅であり、なんとも楽しくなる音楽と、エピソードですね。
実際に「テムズ川で舟遊び」は出来なくとも曲を聴いているだけで映像が浮かんできます。
ヴィヴァルディ:四季《夏》
夏の、
- 日差し
- 雷鳴
- 雹(ひょう)
どちらかと言うと「夏」の穀物を荒らす悪い印象として描いていますが、映像的、絵画的ではあります。
空想の田園風景の中を遊ぶのに適した曲です。
スメタナ:モルダウ
チェコに広がる大自然をイメージして作曲されたスメタナの《わが祖国》の中の第2曲目がこの有名な曲《モルダウ》なのです。
豊かに萌える緑の風景はまさしく「夏」の印象を感じます。
有名で聴きやすいメロディを聴きながらチェコの大自然に遊びたいですね。
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲(第1楽章)
「管弦楽」の締めくくりもメンデルスゾーンを選びました。
まあ、どちらかと言うと室内楽曲の部類ではありますが…。
やはり、メンデルスゾーンの明るい曲は、
- のびやかで
- 開放的で
- メロディも美しい…
夏のひとつのイメージとして「メンデルスゾーンの曲」はチョイスする価値あり…です。
ピアノ曲:夏のおすすめ【クラシック曲10選】
ショパン:雨だれ
ギラギラと照りつける太陽。
チリチリと焼けてしまいそうな真夏の午後。
額を伝う汗をぬぐいながら、服の中でも汗が、
- グッショリ
- ビッショリ
- ベタベタ
「はあ…暑つつつつ…」。
なんてつぶやきながら足早に歩きつつ、ふと見上げると急に曇ってきたりして…
そして、
空からこぼれ落ちてくるのは、
雨…雨…
雨…雨…
雨…雨…
「すぐ止むかしら…この雨…」。
そんなことを思いながら、ハンカチをバッグにそっとしまいつつカフェの軒先を借りてほんのちょっとの雨宿り…
雨…雨…
雨…雨…
雨…雨…
「……」。
雨…雨…
雨…雨…
雨…雨…
「…まだ止みそうもない…かな…」。
腕時計で時間を確認してみる…
雨…雨…
雨…雨…
雨…雨…
「…冷たいものでも飲んで帰ろう…」。
さあ、たまにはノンビリと雨の音を聴く(聞く)のも悪くないですね。
夏を涼しくしてくれるアイテムのひとつ…
雨…雨…
雨…雨…
雨…雨…
ドビュッシー:水の反映
ササアアアアッ…!
ササアアアアッ…!
霧雨(きりさめ)、空を舞い踊る…
ササアアアアッ…!
ササアアアアッ…!
ほんの少しの風にさえ遊ばれて…
こっちへ
ササアアアアッ…!
あっちへ
ササアアアアッ…!
ササアアアアッ…!
ササアアアアッ…!
ほんの少しの風にさえ遊ばれて…
ササアアアアッ…!
ササアアアアッ…!
空を踊って舞い上がる…
チャイコフスキー:四季《草刈人の歌》
なんとも牧歌的で優しい「夏」が楽しくなる1曲です。
メロディメーカーのチャイコフスキーによる夏の一幕を表現したピアノ曲です。
暑くてツライ夏だって
夏があるから秋や冬が 楽しいし
だから春も楽しいの…
「みんなちがってみんないい…」
季節だっておなじなの…
ラヴェル:水の戯れ
水が弾ける時の
- 透明感
- 清らかさ
- ヒンヤリ感…
そんな涼しい様をイメージできるのが、ドビュッシーの《水の反映》ですね。
ショパンの《雨だれ》やドビュッシーの《水の反映》とは、またひと味違った魅力を持つ「水」テーマの1曲です。
メリカント: 夏の夜の牧歌
暮れゆく夏のあかね空…
ちょっぴり風も涼しいの…
夏が終わって秋が来る…
あんなにツライ夏だって
サヨナラするのはさみしいよ…
有名な作曲家シベリウスと同じく北欧、フィンランドの作曲家であるメリカントのピアノ曲はいかが?
【まとめ】:夏のおすすめ【クラシック曲10選】
さて、夏のおすすめ【クラシック曲10選】は、いかがでしたか?
- まぶしい!
- 楽しい!!
- 輝かしい!!!
そんな夏の風景を感じる曲と、暑すぎてツライ夏を涼しく過ごせる曲を選んでみました。
「さあ、夏を楽しみましょう…!」
そして、夏バテに負けないように
- 涼しく
- 快適に
- 喜び勇んで
過ごしたいですね。
そんなわけで…
『ひとつの曲で、
たくさんな、楽しみが満喫できる。
それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』
今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。