「冬、到来です」。
「冬」の季節を迎えると、冷たい風が吹きすさび、体も心も冷え気味ですね。
何かと忙しい年末年始のバタつく毎日を乗り越えるには「癒やしの時間」も必要です。
そこで今回「冬」を楽しむ時に聴きたいおすすめクラシック15曲と、その名盤を選んでみました。
- 冬の寒さを耐える元気が欲しい時
- 雪で一面まっ白な世界を音楽で耳からも満喫したい
- 冬のさまざまな、もよおしのたびに共にあったクラシック音楽を聴きたい
そんなあなたに「冬のすばらしさ」が、より感じられるおすすめクラシック音楽を集めてみました。
「あ、コレ知ってる!」
そんな有名な曲をメインに、おすすめ名盤をそろえてます。
ぜひ、クラシック音楽が降りそそぐ、冬の銀世界を散策してみてくださいね。
ピアノ曲:冬に聴きたい【おすすめクラシック16選】
ドビュッシー:雪は踊っている(子供の領分 第4曲より)
ドビュッシー:《雪は踊っている》は、ドビュッシーの子供の領分の中の第4曲目です。
イメージとしては、チラリ、チラリと雪が舞い降りる感じです。
ピアノで表現された「雪が美しくキラキラと輝いているよう」な名曲です。
子供のころは「雪が降る」だけで嬉しかったものですが、成長するにしたがって、その喜びも薄れてくるものです。
せめて雪が降った時にドビュッシー:《雪は踊っている》を聴きながら「雪」を楽しみ、そして子どもに帰りたいときにおすすめです。
チャイコフスキー:クリスマス(四季)
チャイコフスキー:ピアノ曲集《四季》の中のクリスマス。
「にぎやかな」というよりは「少しおとなしめ」のクリスマスですね。
子供の頃の「サンタさんには、どんなプレゼントをお願いしようか?」と小さな胸をワクワクさせた気持ちを思い返させてくれる。
そんな素敵な小品です。
パルムグレン:粉雪
パルムグレン:粉雪はフィンランドの曲なのに、古式ゆかしい「日本」を思わせる雰囲気があるところが、なんとも不思議です。
フィンランドの「透明感」と日本的な「つつましさ」が感じられる名曲です。
管弦楽、その他:冬に聴きたい【おすすめクラシック16選】
ベートーヴェン:歓喜の歌(交響曲第9番 第4楽章)
冬の年末恒例の《歓喜の歌》を聴くと「ああ、今年の終わっていくのだなあ…」と感慨深いものがあります。
「一年を振り返りながら来年への希望を描く時」に高らかに響く《歓喜の歌》。
まさしく冬の定番のおすすめクラシックですね。
バッハ:G線上のアリア
バッハの曲の中でも、もっとも有名な曲のひとつ、G線上のアリア。
心の調和と安定を与えてくれる「静けさの美」が感じられます。
冬のストレスマネジメントにも効く(聴く)おすすめの1曲でもありますね。
アンダーソン:そりすべり
クリスマスと言ったらコレという定番曲ですね。
アンダーソン:そりすべりを聴くと「ああ、クリスマスだなあ…」という思いと、冬のいっそうの深まりを感じますね。
冬を「冬らしく過ごす」ためには街には欠かせないおすすめ超定番!
この機会にジックリ聴きたいですね。
チャイコフスキー:こんぺい糖の踊り(くるみ割り人形より)
チェレスタの可愛らしい響きが特徴の、こんぺい糖の踊りは、チャイコフスキー:くるみ割り人形の中の1曲ですね。
チャイコフスキー:くるみ割り人形は海外では「冬」に演奏される定番曲。
おとぎの国での踊りの時に流れるのが、この「こんぺい糖の踊り」という曲です。
チェレスタの可愛らしい響きが、まるで空を舞う雪のようにキラキラしていまる「魅力のおすすめ曲」です。
ラヴェル:ボレロ
年末に行われる「東急ジルベスターコンサート」。
1995年から始まった毎年の年末恒例のコンサートになっていますね。
毎年12月31日が終わる前から演奏が始まり、1月1日ピッタリのところで音楽が終わり、新年を迎えるというとても劇的なコンサートです。
毎年、さまざまな曲が選ばれますが過去、もっとも多く演奏された曲がラヴェル作曲のボレロ。
長年、「年末の恒例」だったベートーヴェン:第9の演奏ですが、今後は「東急ジルベスターコンサート」という催しも恒例となっていきそうですね。
ヴィヴァルディ:冬 第2楽章(四季より)
ヴィヴァルディ:冬 第2楽章は、目の前に一面に広がる広大な雪原。
そんな「白一色」の透きとおるような美しさを感じる1曲です。
ヴィヴァルディ:四季の《春》は、もっとも有名ですがどの季節の曲も名曲ですね。
季節、とくに冬を感じる時に聴きたいおすすめの1曲です。
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
「フランスの(ワルツ王)ヨハン・シュトラウス」と呼ばれるワルトトイフェル。
その呼び名はダテではありません。
とくにスケーターズ・ワルツの親しみやすいメロディとリズムの素晴らしさは絶品ですね
気持ちを明るくしてくれる、おすすめの「冬のド定番」です。
ヘンデル:ハレルヤ(メサイヤより)
宗教的な曲でここまで有名な曲は珍しいと言えるかもしれません。
ヘンデル:ハレルヤは新年を迎える際の明るい気持ちを象徴しているように感じられる1曲です。
また、ベートーヴェンの第9ほどでは、ないとしても年末恒例のおすすめの1曲とも言えますね。
シベリウス:フィンランディア
19世紀後半、ロシアの圧政に苦しむフィンランド人が独立的機運を高揚させるべく作曲された冬の時代を乗り越えんとする力強さを秘めた1曲。
シベリウス:フィンランディアを聴いて元気に冬を乗り越えましょう!
ラフマニノフ:交響曲第2番「アダージョ」
ちょっぴり寂しくも悲しい気持ちの「冬」の刻(とき)を癒やしと暖かさで包んでくれるラフマニノフ:交響曲第2番 第3楽章。
この透明さは冬の雪の抜けるような「白」そのもの。
寒くてツライ冬をしなやかに乗り超えたい時におすすめです。
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプスを聴くことで心に癒やしの光が降りてくる。
そんなモーツァルト晩年の傑作。
短い歌の中に「シンプル」で「素朴」な敬虔(けいけん)さの波動がつまっていますね。
冬のひとときに「少しだけ過去を振り返りたい」。
そんな時におすすめのBGMです。
チャイコフスキー:交響曲第1番《冬の日の幻想》
チャイコフスキー:交響曲第1番《冬の日の幻想》の、とくに第2楽章などは寂しめの曲ですが「美のきわみ」と言っても過言ではないほどの透明感です。
全体としても「冬の透明感」と表現に近いイメージの1曲と言えましょう。
「寒い毎日、冬ごもり、心はひっそり隠れ家へ…」。
あ、あと温かい飲み物も忘れずに…。
プーランク:愛の小径
プーランク:愛の小径は劇作品《レオカディア》で歌われる1曲です。
短い曲ですがメロディのきれいに、ととのったおすすめの名曲です。
こんな小さな歌の良さが作曲家プーランクのいいところ…。
フランスのオシャレな趣味が隠し味。
冬のひとときにいかがですか?
まとめ:冬に聴きたい【おすすめクラシック16選】
さて、冬に聴きたい【おすすめクラシック名曲ベスト15選】は、いかがでしたか?
豊かな時間が流れる「秋」が終わり、少しさみしい冬はやってきます。
年末年始は忙しく、新生活の始まる「春」に向けての準備も始まる。
そんな季節が「冬」ですね。
何かと疲れ気味な毎日が続く中、ホッとひと息つく瞬間に流れるクラシック音楽は、なかなかいいものです。
「温かい飲みもの」を用意して、さあ、あなたもアルパカと一緒にクラシック音楽を聴いて冬を楽しく過ごしませんか?
心も体も暖かくして、「冬」を満喫したいですね。
そんなわけで…
『ひとつの曲で、
たくさんな、楽しみが満喫できる。
それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』
今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
冬といえば「クリスマス」ですね…。
秋を思い出したい時にこんな記事はいかがですか?