- 管弦楽の魔術師
- オーケストレーションの天才
- スイスの時計職人
そんな言葉で評される音楽家ラヴェル。
「管弦楽の魔術師」とは、「あらゆる楽器の特徴を理解し最大限に活かすことができた」ことがその言葉の意味です。
また、
「オーケストレーションの天才」とはその駆使する楽器たちを
- 美しく
- 豊かに
- そして、色鮮やかに
調和させる天才だったということ。
さらに
「スイスの時計職人」とは、音楽家のストラヴィンスキーが評した言葉で、「細部にまで行き届いた精密なまでに整った音楽作り」とでもいった意味です。
今回はそんな、
- 魔術師
- 天才
- 時計職人
の要素をたっぷり兼ね備えて美しい、ラヴェルの名曲を15曲ほど選んでまとめてみました。
ぜひ色鮮やかなラヴェルの音楽世界に耳をかたむけてみてくださいね。
【管弦楽】ラヴェル:おすすめ17選まとめ
ボレロ
- リズムが弾む!
- ラスト最大の盛り上がり!!
- ラヴェルの超有名曲!!!
管弦楽の魔術師、ラヴェルの面目躍如(めんぼくやくじょ)♫
亡き王女のためのパヴァーヌ
夜の静寂(しじま)の孤独の中。
寂しさを感じた時に、効(聴)いてくる…。
じんわり心が満たされて、ふと明けた窓から見える「月の光の透明感」にも気づけるかもしれません。
そんな心…取り戻そ…。
ダフニスとクロエ
ギリシャを舞台にした素朴で純粋な恋の物語り。
- 牧歌的
- おおらか
- 深い青をたたえた海
そんな映像がありありと浮かんでくる名曲♫
ラ・ヴァルス
「ラ・ヴァルス」とはザ・ワルツという意味!
いわば「これぞワルツ!!」とでも言えますかね…。
ラヴェルの持つ「ワルツ」のカタチがココにある♫
マ・メール・ロワ
「妖精が、まるで踊っているようね…♫」
「子供好き」のラヴェルが紡ぎ出した音楽によるおとぎ話の世界はコチラ
- 鳥たちはさえずり
- 美女と野獣は出会い
- 親ゆび小僧はてんてこ舞い
そんな愉しい音楽です♫
高雅で感傷的なワルツ
華やかだけど、どこかアンニュイ(退屈)…。
細やかな感性を表現することにも長けていた「高雅な」ラヴェルの「感傷的なワルツ」です♫
スペイン狂詩曲
- 熱気
- 気だるさ
- 情熱
母親がスペイン人だったラヴェルのスペイン情緒あふれる1曲♫
道化師の朝の歌
スペイン人の「チャラ男」が「娼婦」と一夜を明かした朝の風景。
- 軽薄
- 浅はか
- ノリだけで生きてる
そんな男の「朝の歌」♫
シェエラザード
ラヴェル版「シェエラザード」。
「シェエラザード」といえばリムスキー=コルサコフが有名。
でも、規模やスケールは小さいながらラヴェルの表現したオリエンタルな響きも魅力的。
そんなラヴェルのシェラザードを聴いて
- 東洋的神秘感
- 静けさのある癒やし
を感じ取ろう!
【ピアノ曲】ラヴェル:おすすめ17選まとめ
夜のガスパール
ラヴェルの表現するシュールな世界。
- 夢
- 幻想
- 精神世界
現実を超えた不思議世界が堪能できます。
水の戯(たわむ)れ
まるで生きてる水、水、水…。
水たち戯(たわむ)れ、楽しそう…。
キラキラ光って水のダンスのはじまりです。
組曲「鏡」
ラヴェルの「冷静な知性や理性」から現象を描き出した傑作。
どこか
- 冷たさ
- デカダンス(退廃)
- 儚(はかな)さ
が感じられて、ちょっとオシャレ感もある名曲。
ソナチネ
- 自由で
- 奔放で
- おおらかに
ラヴェルの音楽の持つ、美しさや個性が花開いているように感じます。
古典形式美を目指しつつも、結果的にはラヴェルらしい楽曲の仕上がりになったかも…。
クープランの墓
失った
- 友…
- 母…
- 従軍への希望
そんなツライ心境からつむがれた「惜別と哀悼の想いの結晶化…」。
【協奏曲、室内楽曲】ラヴェル:おすすめ17選まとめ
ピアノ協奏曲
ピアノがすごく嬉しがる!
- 歌って
- 笑って
- さみしがる…
ピアノのさまざまな表情の変化が豊かに表現された名曲♫
左手のためのピアノ協奏曲
ホントに左手だけで弾いてるの!?
ビックリするくらいの技巧に舌を巻く…。
戦場で左腕を失ったピアニストのために作曲された「ちょっぴりメランコリック」な1曲♫
弦楽四重奏曲
個性豊かな弦楽四重奏曲。
「管弦楽の魔術師」による弦楽器の魅力や特徴を最大限に活かした名弦楽四重奏曲です。
【最後に】ラヴェル:おすすめ17選まとめ
さて駆け足でラヴェルのおすすめ名曲を15曲紹介してきました。
どの曲も
- 管弦楽の魔術師
- オーケストレーションの天才
- スイスの時計職人
と言われたラヴェルの特徴がよく表れた名曲だと思います。
各曲の詳細についてはそれぞれの記事をおとずれてみてくださいね。
そんなわけで…
『ひとつの曲で、
たくさんな、楽しみが満喫できる。
それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』
今回は、以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。