アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説します。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方もお伝えしますよ♫

秋のおすすめ【クラシック曲15選】

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ブラームス:交響曲第2番【名盤3選を解説|感想】耳をすまして田園の空気を感じとろう!

名盤解説。山の空気をたくさん吸い込みながら、見渡せば、まばゆいばかりの深い緑。 私たちの目を存分に楽しませてくれますね。 「さあ、耳をすまして田園の空気を感じよう!」 「ブラームスの『田園交響曲』」と言われるくらい、自然の癒やしが、深く感じら…

モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り《めでたし海の星》(晩課)【名盤3選を解説と感想】(後編)素朴で静かな祈りのとき

名盤解説。凪いだ湖面と、かすかな風の音に耳をすませば、心のうちに眠っているこんな音楽が奏(かな)でられ始めます♬ 「敬虔(けいけん)」という言葉があります。 この言葉は、普段、使うことがなければ、聞くことすらもありません。意味としては「信仰す…

モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(晩課)【名盤3選を解説と感想】(前編)素朴で清らかな微笑み

名盤解説。雨が止んだあとに雲のすき間に差す光のような、やさしい風景が想像できる。そんな印象のメロディの美しさですね。 たんたんと刻まれるリズムにのって必要最低限のシンプルに編成された合奏と、少人数の合唱がこの名曲を引き立てます。 この後、名…

ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲『アメリカ』【5枚の名盤を解説と感想】機関車のリズムでワクワクしよう!

名盤解説。ハツラツとした感情と、牧歌的で包み込むような、あたたかさを合わせもつ名曲ですね。 ドヴォルザークの故郷であるチェコの壮大な風景と、このアメリカで学び、将来を夢見る黒人の若者たちの、心の歌ともいえる黒人霊歌との「佳(よ)きものの融合…

グリーグ:ピアノ協奏曲【2枚の名盤と解説|感想】秋の深まる時に聴く癒しの1曲

名盤解説。秋の深まりと、いずれ冬を迎える時期には、ぜひ聴きたい1曲です。 なぜなら、この「ピアノ協奏曲」を作曲したグリーグは、北欧ノルウェーの作曲家ですし冒頭から「憂いを帯びた旋律が印象的だからです。」 「ノルウェー的情緒がもっともよくあらわ…

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番《悲愴》【2枚の名盤を解説|感想】感傷的な時に聴きたい癒しの1曲

名盤解説。音楽家としては致命的ともいえる難聴。この難聴の自覚とその失意のなかで作曲された1曲がベートーヴェン ピアノ・ソナタ「悲愴」ですね。 CMでも、たびたび取り上げられていますし、これをアレンジした歌もあったかと思います。 誰もが一度は聴い…