2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧
名盤解説。山の空気をたくさん吸い込みながら、見渡せば、まばゆいばかりの深い緑。 私たちの目を存分に楽しませてくれますね。 「さあ、耳をすまして田園の空気を感じよう!」 「ブラームスの『田園交響曲』」と言われるくらい、自然の癒やしが、深く感じら…
名盤解説。凪いだ湖面と、かすかな風の音に耳をすませば、心のうちに眠っているこんな音楽が奏(かな)でられ始めます♬ 「敬虔(けいけん)」という言葉があります。 この言葉は、普段、使うことがなければ、聞くことすらもありません。意味としては「信仰す…
名盤解説。雨が止んだあとに雲のすき間に差す光のような、やさしい風景が想像できる。そんな印象のメロディの美しさですね。 たんたんと刻まれるリズムにのって必要最低限のシンプルに編成された合奏と、少人数の合唱がこの名曲を引き立てます。 この後、名…
名盤解説。ハツラツとした感情と、牧歌的で包み込むような、あたたかさを合わせもつ名曲ですね。 ドヴォルザークの故郷であるチェコの壮大な風景と、このアメリカで学び、将来を夢見る黒人の若者たちの、心の歌ともいえる黒人霊歌との「佳(よ)きものの融合…
名盤解説。秋の深まりと、いずれ冬を迎える時期には、ぜひ聴きたい1曲です。 なぜなら、この「ピアノ協奏曲」を作曲したグリーグは、北欧ノルウェーの作曲家ですし冒頭から「憂いを帯びた旋律が印象的だからです。」 「ノルウェー的情緒がもっともよくあらわ…
名盤解説。音楽家としては致命的ともいえる難聴。この難聴の自覚とその失意のなかで作曲された1曲がベートーヴェン ピアノ・ソナタ「悲愴」ですね。 CMでも、たびたび取り上げられていますし、これをアレンジした歌もあったかと思います。 誰もが一度は聴い…