2024-01-01から1年間の記事一覧
ミニマルなのに 満ちあふれる 交響的室内楽! www.youtube.com 磨き抜かれた品格と明るさで満ちあふれた名ピアノ三重奏曲。歴史に残る名曲が次々と生まれ続けたのと同時期に、作曲されました。ルドルフ大公に、献呈されたことから命名された副題《大公》。 …
吹き荒れる雨… 消える希望と 浮かぶ楽想♫ www.youtube.com 「テンペスト」とは「嵐」や「暴風雨」といった意味。作曲当時のベートーヴェンの心情があますところなく表現された名曲です。 今回は、ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番《テンペスト》の解説と…
軽快で楽しい! ユーモアあふれる 古典的ポップ♫ www.youtube.com 軽音楽といわれるジャンルで多くの名曲を残したアンダーソンですが、なかなかどうして、伝統的な雰囲気を持った音楽だって楽しくしちゃう。 今回は、アンダーソン:ピアノ協奏曲の解説とおす…
めぐりゆく 魔法のように… めくるめく協奏曲! www.youtube.com 循環形式というピアノ協奏曲では珍しいカタチ。後に有名な交響曲第3番でも採用されて注目を集めます。天才的な才能を発揮したサン=サーンス作曲の名ピアノ協奏曲。 今回は、サン=サーンス:ピ…
彩り豊か… 歌う詩情が エキゾチック♫ www.youtube.com エジプト旅行で得たインスピレーションからあふれ出る異国情緒。 今回は、サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番《エジプト風》の解説とおすすめ名盤を紹介します。 【ここをクリックすると名盤の解説へ飛び…
憂い、踊る そして、弾ける! ピアノ協奏曲♫ 「モーツァルトの再来」と言われたサン=サーンスの天才的な早書き名曲!全3楽章を17日で書き上げたというから驚きです。 今回は、サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番の解説とおすすめ名盤を紹介します。 【ここを…
変革と 進化 届く、情感! サロンにたゆたう古典的で優雅なピアノ協奏曲に新しい風を吹き込んだベートーヴェン。後世のロマン派の作曲家たちのピアノ協奏曲にも大きな影響を及ぼしました。 今回はベートーヴェンの革新的なジャンル、ピアノ協奏曲全5曲をまと…
その勇姿 堂々! 皇帝協奏曲!! みなぎる生命力と勇壮な曲想、交響曲的なスケールの大きさをも兼ね備えた名曲。ベートーヴェンの苦悩の時、横溢するインスピレーションの泉が溢れ出して止まらない。 今回は、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》の解…
突如鳴る ピアノ、優美なり 王妃協奏曲! 冒頭から歌い出すピアノが、香り高い気品を放つピアノ協奏曲第4番。ベートーヴェンにとって全5曲ある中でも個性的であり、優美な魅力を持っています。 今回は、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番の解説とおすすめ名…
殻を破って 飛翔する ピアノ協奏曲♫ ベートーヴェンのピアノ協奏曲は、3曲目にして変貌を遂げます。 古典派からロマン派への橋渡し 交響曲的な壮大な着想 当時としては珍しい短調のピアノ協奏曲 有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」の翌年に初演されたベー…
歌うメロディが 感情を吐露する魅力! 作曲当時のべートーヴェンの心情を色濃くピアノに反映させた稀有なるジャンル。後世の作曲家たちにも大きな影響を及ぼしました。この記事では「ピアノ音楽の新約聖書」とも称されるベートーヴェンのピアノソナタを厳選…
苦悩からの 静かな…歓喜♫ www.youtube.com ベートーヴェン最後のピアノソナタであり集大成。2楽章形式ながら、曲に込められた構造と表現の独自性が秀逸です。内面世界のモノローグともいえそう…。 今回は、ベートーヴェンのピアノソナタ第32番、解説とおすす…
孤独と苦悩 残りしものは 音楽への情熱のみか… www.youtube.com 孤独と苦悩を受け入れて、純粋化していくベートーヴェンの音楽は旋律美と嘆きの歌へと昇華していきます。 第1楽章の柔らかさと第3楽章の堅固さを第2楽章のユーモアがつなぐ面白さと深みのある…
傑作の森… 抜けても溢れる 創作の泉♫ www.youtube.com 「書き尽くされた…」 50歳のベートーヴェンに向けてささやかれる噂…。しかし、独創的な構造を持つ大作は次々と生まれていきます。 苦難の多い毎日を、不屈の情熱を燃やして生きる中に創作される後期3大…
その完成 後世の絶望… 創造性、発露す! ベートーヴェン:ピアノソナタ第29番《ハンマークラヴィーア》 ピアノソナタ、究極の革新《ハンマークラヴィーア》。技術的な難易度の高さとピアノ音楽の可能性を大きく切り開いた名曲です。この記事では《ハンマーク…
別れと創作 隠された思い 発露する名曲♫ ベートーヴェン:ピアノソナタ第26番《告別》 ナポレオン戦争時のウィーンの混乱、愛弟子との別れが創作の契機につながります。今回は、ベートーヴェンのピアノソナタ第26番《告別》の解説とおすすめ名盤を紹介! 【…
目からウロコ! ゼッタイ感動♫ 確実選曲!! クラシック音楽って敷居が高そう… 1曲が長くてちょっと退屈なんだよね… 少なくとも、親しみやすい印象ではないな… 普段から「ちょっとクラシック音楽でも聴こうか…」ということには、なかなかならないことが多い…
焦土と化す心 空虚(うつろ)より 上がる炎 ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番《熱情》 《熱情》と呼ばれることの多いピアノソナタ第23番。ベートーヴェンの当時の出来事や心情を推し量りながらピアノソナタの名曲を掘り下げます。 ベートーヴェンの3大ピ…
短い曲なのにエピソードが満載。有名な曲である理由はその不思議な魅力を放つ音世界。
弦のみ、静か 深まる葛藤 流浪する心… ベートーヴェンにとって弦楽四重奏曲は、弦のみのシンプルな編成ながら力強さと抒情性をあわせ持っているといった特徴があります。迫力と躍動感の交響曲と、形式の改革といった印象の強いピアノソナタも代表的なジャン…
伝統に還り 温かく歌う やさしさ四重奏 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番 自由に発想して新しいカタチを創ってきたベートーヴェンの弦楽四重奏曲。残された時間の少ない中、オーソドックスな美しさへと回帰した名曲…。 今回は、ベートーヴェンの弦楽四重…
病の苦しみと 癒える喜び 心を映す名曲♫ ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番 病に呻吟する魂の「蚕が糸を吐くように静かに紡がれていく歌」と「癒される時に降りる至福の光…」。 今回は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番、解説とおすすめ名盤を紹介です…
言葉にならない… 芸術と創造! 極まる、斬新さ♫ ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番 「このあと、私たちに何が書けるというのだ…?」〜シューベルト〜 自由に発想され、つむがれていく7楽章形式の「弦楽四重奏曲」の驚異!今回は、ベートーヴェンの弦楽四重…
情熱と革新 不屈の精神 脈打つ ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番 今回は、ベートーヴェンの音楽が持つ哲学性がのぞく名曲。音楽史においてもひとつの大きな節目ともいえるベートーヴェンの弦楽四重奏曲第13番と大フーガ解説とおすすめ名盤を紹介です。 【…
後期へのはじまり 長い沈黙から放つ 朗らかな歌♫ 「後期弦楽四重奏曲」(12〜16番)の始まりであり、本格的に深まりを増していく前の聴きやすい名曲。 今回は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第12番の解説とおすすめ名盤を紹介です。 【ここをクリックすると…
厳粛、真剣 緊張感… 内面の美、鳴る♫ ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の中でも、短い曲でありながら「深遠さ」や「哲学性」が深く、メロディも美しい。ベートーヴェンの音楽的探求が結実した名曲。 今回は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第11番《セリオーソ》…
降りる光! 弾むピチカート! さわやか四重奏曲♫ ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番《ハープ》 緊張感の中に構造美が息づく《ラズモフスキー弦楽四重奏曲》の後に解き放たれる喜ばしい感情と自由な発想。今回は、ベートーヴェン作曲の弦楽四重奏曲第10番《…
壮大と情熱! 繊細と気品! ロマンティック協奏曲♫ www.youtube.com あらゆる要素を含んで深遠な魅力が、はしばしにキラメク不滅の協奏曲! 今回は、数あるヴァイオリン協奏曲の中でもキング(王)と呼ばれるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の解説とおす…
揺れるエモーション… 織りなす詩情… 深まる静寂… ブラームスの音楽にとって重要な位置を占める「交響曲」は、さまざまな要素を包含したバラエティ豊かなジャンルです。全4曲どれもが人気の高い作品ですが、今回はあえてランキング形式にしてみました。 素晴…
氷の静寂… 北欧の白い風… こだまする神秘の音楽 感傷と哀愁のロシアとバラエティに富んだ西欧から離れるように位置する北欧で、透明度の高い美しさをまとっていくシベリウスの音楽。 今回はシベリウスの交響曲7曲をランキング形式にまとめながら、独特な昇華…