アルパカと聴く幸福なクラシック

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チャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》【解説と名盤2選】

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舞う、ポロネーズ!

チャイコフスキーの

羽化登仙(うかとうせん)

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チャイコフスキー「唯一の5楽章の交響曲」!

 

あふれる!!

  • 楽想
  • 民謡…
  • 独創性

 

拓(ひら)く…。

 

さて、今回は、チャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》解説とおすすめ名盤を紹介です。

 

【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】

【解説】チャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》

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チャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》についてのこんな解説があります。  

FM対談

F:「ポーランド」というからには、ポーランド民謡などを主題にしているのですか?

M:いやね、単に終楽章の主楽想がポーランドの宮廷舞踏、ポロネーズのリズムに基づいているというだけのことなのですがね(中略)それよりもニ長調で書かれていることに注目して下さい。ニ長調は弦楽器がよく響くので、ハイドン、モーツァルトなどに特に愛された調ですが、ベートーヴェンも第2(交響曲)をこの調で書いています。(中略)しかもチャイコフスキーは他の交響曲をすべて短調で書いていますから…

出典:諸井誠 著 「交響曲名曲名盤100」P132より引用

 

ロシア5人組と呼ばれる音楽家たちがいます。

 

バラキレフ、キュイ、ムソルグスキー、ボロディンリ、ムスキー=コルサコフの5人でチャイコフスキーにも影響を与えました。

しかし、チャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》は、ロシア5人組の特徴とも言える民族的、あるいは民謡風の曲想からは少し距離をおいた仕上がりになっています。

また、同じ頃にはチャイコフスキーの代表作とも言える

  • 《ピアノ協奏曲第1番》
  • 《白鳥の湖》

などが作曲されていることからも、交響曲第3番《ポーランド》が曲想に優れた素晴らしい曲であることに納得がいくわけです。

 

さらに、解説にもありますが、ハイドンやモーツァルトが好んだニ長調の「弦楽器がよく響く」曲に仕上がっています。

そしてこのあたりにチャイコフスキーがロシア5人組の影響から少し離れてチャイコフスキーらしいオリジナティが出始めているとも言えます。

 

そんなチャイコフスキーの「蛹(さなぎ)から蝶(ちょう)」へと向かうが如き「羽化登仙」の瞬間が垣間見える。

 

そんな音楽的な転機の名曲とも言えそうな交響曲です。

 

【各楽章を解説】チャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》

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それでは、各楽章について解説します。

チャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》は第1楽章から第5楽章までの5曲で成り立っています。

第1楽章 序奏とアレグロ:モデラート・アッサイ:アレグロ・ブリランテ(華々しく)

始まりこそ葬送行進曲風ですが、そんな暗いイメージはすぐに取り除かれて明るい曲想が顔を出してきます。

とても華々しく輝かしいイメージの曲でありながら、ところどころに舞曲風の曲想を持った旋律が現れるところがまたチャイコフスキーらしい。

ノリがよくまた「弾むイメージ」をもった楽章です。

 

第2楽章 アッラ・テデスカ(ドイツ舞曲風に):アレグロ・モデラート・エ・センプリーチェ

ゆったりとしたドイツ舞曲風のワルツです。

「ほんの少し影のある曲想」がほどよい憂いを帯びているところが魅力の1曲です。

 

第3楽章 アンダンテ・エレジアーコ

どこか思索的で調和的なイメージのある「優しい楽章」に仕上がっています。

元気で長大な5楽章形式のチャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》の中にあって全体を引き締めるような楽章でもあります。

 

第4楽章 スケルツォ:アレグロ・ヴィーヴォ

ふわりふわりと蝶が舞うような浮遊感と幻想的な展開をしながら、中間部はピョートル大帝の生誕200年を記念して作曲されたカンタータからの引用の旋律が流れます。

とても幻想的で優美な楽章です。

 

第5楽章 フィナーレ:アレグロ・コン・フオーコ:プレスト

チャイコフスキー:交響曲第3番が副題を《ポーランド》とつけられた理由がこの第5楽章がポロネーズのリスムで展開するためです。

途中さみしげな曲想の展開をみせながらも全体的には力強く絢爛豪華な装いのある印象的な最終楽章に仕上がっています。

 

【名盤3選の感想と解説】チャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》

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ヘルベルト・フォン・カラヤン:指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

民謡的なかたよりからの脱却が見える(聴こえる)チャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》。

それならば「きわめつくされ純化されたアンサンブル」で聴く名盤もいいものです。

カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のひときわ美しい名盤ならチャイコフスキーの体験した「羽化登仙」が追体験出来ると思います。

どうですか?一度、空を目指して「羽化登仙」してみませんか?

 

レナード・バーンスタイン:指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック 

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

指揮者バーンスタインの体臭のようなものがムンムン漂ってくるような名盤

今までのチャイコフスキーの民謡風な曲想から離れ始めたチャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》です。

とは言え、やっぱり「民謡風な魅力」が切っても切れない。

それがチャイコフスキーの音楽です。

それならば民族臭ムンムンな体臭、漂っちゃう風の名盤だって捨てきれないのですね。

「情熱的『乗り移り系』憑依型」…って、意味不明??

でもそんな形容がピッタリ…の、名盤です。

 

 

 

【まとめ】チャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》

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さて、チャイコフスキー:交響曲第3番《ポーランド》の解説とおすすめ名盤はいかがでしたか?

 

交響曲第3番《ポーランド》の作曲と同じ頃にはチャイコフスキーの代表作とも言える

  • 《ピアノ協奏曲第1番》
  • 《白鳥の湖》

などが作曲されたという事実。

 

また、ロシア5人組の影響から離れ始めた「羽化登仙」の感のある名曲でもあります。

 

チャイコフスキーの曲のなかでは、演奏機会が少なくどちらかと言うと地味な立ち位置にある交響曲第3番《ポーランド》です。

 

しかし、よくよく耳を傾けて聴いてみると素晴らしい曲であることがわかってきますね。

 

 

 そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

 

たくさんな、楽しみが満喫できる。

 

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は、以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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