アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方を解説します。

モーリス・ラヴェル:水のたわむれ【4枚の名盤解説】【その感想と特徴】雨のそぼ降る休日を楽しもう

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長く続く、梅雨の時期

ステイホームでつまらない

いっそ、「水」とたわむれよう♫


ラヴェル: 水の戯れ

(youtubeをポチって音楽を聴きながら読んでみてくださいね。”iPhoneの場合は全面表示されてしまったら2本指で内側にむけてピンチインしてください。”)

うっとうしい…けれども、アルパカ、雨が好き。」

辻井伸行さんの演奏するモーリス・ラヴェル:水のたわむれも素晴らしい。

のだめカンタービレでもパリで演奏してました。

雨がつづいて、ため息が出てしまう毎日に聴きたい、ラヴェル:水のたわむれの、解説です。

【楽曲を解説】モーリス・ラヴェル:水のたわむれ

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ラヴェル:水のたわむれの、こんな解説があります。

この「水の戯れ」は、ラヴェルが26歳の時(1901年)に書いたもので、彼の初期のピアノ曲のなかの傑作である。

静かに流れる水や、噴水のように躍動する水のさまざまな生態を絵画的に描き、その手法はあたかも精巧なガラス細工のような、きらびやかさをもっている

出典:志鳥栄八郎 著 「不滅の名曲はこのCDで」P318より引用

解説にあるように、水そのものの輝きをピアノで描いたモーリス・ラヴェル:水のたわむれ。

同時代に活躍した、フランスの音楽家、ドビュッシーも「水の反映」というピアノ曲が有名です。

ドビュッシー「水の反映」についてはこちらの記事がおすすめです。 

www.alpacablog.jp 


ドビュッシー:水の反映

どちらの曲も「水」の姿を、ありありと描いたものですが、その違いはどこにあるのでしょうか。

あえて記すとすれば、ドビュッシーが「水」のイメージを、印象として、描いているような感想をもちます。

それに対して、モーリス・ラヴェルは、「水の活き活きとして弾ける様」や、「光が反射して、きらめく様」を、目に見える具体的な姿を描かれているような感想を持ちますね。

さらに、言うならば、「水」という同じ対象を描いていはいますが、ドビュッシーは、その印象を、素直に受け止めて描いた「受動型」。

それに対して、モーリス・ラヴェルは「水」の積極的に動くさまを、イマジネーションを働かせて、具体的に描いた「能動型」という感想が持てます。

また、「音楽の印象派」と言えば、ドビュッシーのほうが有名です。

そして、その先駆けとなった組曲「版画」という曲があります。

しかし、この曲よりも、モーリス・ラヴェル:水のたわむれのほうが、1年近く早く作曲されているという事実があります。

「水」の様相を描いた印象派的作品を、ドビュッシーよりも早く作曲していたということです。

これは、スゴイことかもしれませんね。 

なぜなら、正統的な印象派のドビュッシーよりも早く、ラヴェルは印象的な表現を、ほどこした「水のたわむれ」を作曲していたのですから…。

また、モーリス・ラヴェルには「水」を描いた曲がいくつかあります。

「組曲《鏡》の第3曲「海原の小舟」や、また、「夜のガスパール」第1曲の、「オンディーヌ(水の精)」という曲などですね。

これらの曲と、モーリス・ラヴェル:水のたわむれを、聴き比べてみても、面白いかもしれません。

【曲の解説と感想】モーリス・ラヴェル:水のたわむれ

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モーリス・ラヴェル:水のたわむれという曲自体は、リストの「エステ荘の噴水」(「巡礼の年」第3年の第4曲目)というピアノ曲に、影響を受けたと言われています。

たしかに雰囲気としては、よく似ています。

また、モーリス・ラヴェル:水のたわむれの、楽譜の冒頭に書かれた、ラヴェルの言葉があります。

それが、

「水にくすぐられて、笑う川の神」

というもので、フランスの詩人、アンリ・ド・レニエの詩から拝借したそうです。

たしかに、豊かに流れる川にいる神様が、ケラケラと笑って楽しんでいる姿。

そんな印象も受けますよね。

そして、水が、元気に弾けたり、光に照らされて、きらめく様が、ここまで見事に表現された音楽も珍しいですね。

【4枚の名盤の感想と解説】モーリス・ラヴェル:水のたわむれ

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辻井伸行:ピアノ

アルパカのおすすめ度★★★★☆ 

「水の弾け方が繊細で、光が柔らかい」

その微妙な反射の細かいニュアンス、無色透明な水の澄んだ様や冷たさが伝わってくるようです。

目に見えない風の存在が、水面を通り過ぎるさまが浮かんでくるようで、とても映像的で、印象的な名盤ですね。 

モニク・アース:ピアノ

アルパカのおすすめ度★★★★★

水のしずくの一つ一つが、元気に弾けて、飛ぶ!はねる…!

それは、まるで、妖精の姿。

そんな特徴の名盤です。

女性ピアニスト特有の繊細さを含みながら、どこか明るくて無邪気という感想です。

キラキラした、「水のたわむれ」を見たい…いや、聴きたかったら、この名盤でキマリっすね!

サンソン・フランソワ:ピアノ

アルパカのおすすめ度★★★★☆

感傷的でどこか物憂げな感想をもつ名盤…。

サンソン・フランソワや、モーリス・ラヴェルの生きたフランスの雨の風景が、浮かんできそう

夜更けの街、レインコートに身をつつみ、うつむき加減で歩いてく。

そんな孤独な男の姿も見えてきそう。

そんな、雰囲気で、静かに、また、ゆったり聴きたい「水のたわむれ」の名盤です。

 

マルタ・アルゲリッチ:ピアノ

アルパカのおすすめ度★★★★☆

水がテンポよく、スピーディーに弾けてる!

水のひとしずく、ひとしずくも、力強く光を放つ名盤

道路に広がる水たまり。

容赦なく車が通り過ぎ、水をどっさり撒き散らす。

その水の豪快さと、光を集めて反射する様!

そんなイメージでしょうか。

その水と、その音に、びしょ濡れにされて、なお楽しい名盤です。

【映画:雨に唄えば】「水のたわむれ」は流れませんが…(汗)


Singin' in the Rain (雨に唄えば


雨の日はうっとうしい…。

でも、どうせ雨で、ステイホームしなくてはいけないなら、いっそ、雨を愉しむ。

そんな気持ちも大事かもしれません

ラヴェル:水のたわむれを聴いたり、その他、「水」や、「雨」のイメージの曲を外の雨とのアンサンブルで聴くと、「雨が好きになる」ものです。

もちろん、クラシック音楽以外でも、「雨を愉しむ」ツールはたくさんあります。

アルパカが大好きな、こんな映画も、中々いいものです。

【解説と名盤、まとめ】モーリス・ラヴェル:水のたわむれ

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さて、ラヴェル:水のたわむれの、名盤の紹介と、解説はいかがでしたか?

ジメジメした梅雨は嫌なものです。

足の中は、雨でグズグズ…。

下着は、汗でびしょ濡れ。

仕事から帰って、お風呂に入り、さっぱりしたら、ホッと一息…。

外の雨を聴きながら、透明感とキラメキの1曲、ラヴェル:水のたわむれを聴くなんていいものです…

 

 そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

たくさんな、楽しみが満喫できる。

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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ラヴェルのこんな、アンニュイな1曲もイキですね。 

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 こんな透明感のある1曲も、心、安らぎます。

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