アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説します。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方もお伝えしますよ♫

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ドビュッシー:喜びの島【解説と名盤2選】その背景にキラメク許されざる恋…

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ただ喜びのために…

不倫の末の逃避行!

キラリ軽やかな名曲♫

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旅立つ2人は背徳者…

その背景に渦巻く、葛藤…

ただ喜びのために…

 

さて、今回は「背徳感いっぱいな背景がありながら美しい」ドビュッシー:喜びの島解説とおすすめ名盤を紹介です。

 

【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】

 

【作曲の背景を解説】ドビュッシー《喜びの島》

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ドビュッシー《喜びの島》についてのこんな解説があります。  

よろこびの島は愛の島。ヴィーナスの島。シテール島。ドビュッシーは、ワットーの名作《シテール島への乗船》(冒頭の絵画)から着想してこの曲を作っという。(中略) ムソルグスキーの《展覧会の絵》などを思い出すが、シューマンのように、専ら文字指向から着想した人と、ドビュッシーやラヴェルのように、むしろ視覚的発想から音楽を作った人と、タイプの違いがあるようだ。

出典:諸井誠 著 「ピアノ名曲名盤100」P168より引用

諸井誠先生の解説にありますように、たしかにドビュッシーは絵画や目に映る視覚的なものからのインスピレーションを音楽にしている事が多いです。

数え上げればキリがありません。

 

そして、そんなキラキラした美しい名曲たちが生まれる背景に展開するドビュッシーの「背徳感いっぱいな人生」がこれまた不思議…

 

《喜びの島》が作曲されたのもドビュッシーの不倫旅行の時でした。

当時のドビュッシーは妻ロザリーとの仲は冷え切っていました。そんなドビュッシーは、銀行家の妻であるエンマと不倫関係に陥ります。

ちなみにこのエンマは音楽家フォーレの愛人でもあったわけですが、1904年7月にドビュッシーは妻のロザリーを残してエンマと不倫旅行へと旅立ちます。

行き先はイギリス海峡にあるジャージー島でしたが、ここでの滞在中に《喜びの島》は作曲されています。

世間の目を無視して「ただ喜びを求めたドビュッシーの無邪気な感性」が音楽から伝わってくるようです。

 

初演:1905年2月18日パリ国民音楽協会にて

ピアノ:リカルド・ビニェス

 

【楽曲を自由に解説】ドビュッシー《喜びの島》

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ドキドキと

高鳴る鼓動と

いとしさと…

 

想う気持ちは高鳴って…

波は寄せては返してく…

キラリ、キラキラ、キラキラと

 

踊り踊るは光る珠(たま)

波をはじける音の珠(たま)

 

めぐりめぐって、めくるめく

想う気持ちの思うまま…

 

自由に遊ぶ

心のまま…

 

【名盤2選の感想と解説】ドビュッシー《喜びの島》

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ゾルタン・コチシュ:ピアノ

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

珠のように「コロコロ」と、そして「キラキラ」と光る名盤です。

コチシュが弾くピアノの持つキラメク感性がドビュッシーのピアノ曲ではこの上もなく語るのです。

 

言葉で語れば「ことたま(珠)」で、

音で語れば「おとたま(珠)」で、

人の心を揺さぶって

 

ゆらりゆらりと心地よく、

遊ぶ遊ぶよ、音の珠(たま)

語る語るよ、音の珠(たま)

 

珠(たま)は遊ぶよコロコロと…

光る光るよ、音の珠(たま)

珠(たま)は魂(たましい)活き活きと

 

はずむ命は魂が

歌う、おと珠(たま)

はずむ珠(たま)

ぴあのはじける、おとの珠(たま)

 

 

ワルター・ギーゼキング:ピアノ

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アルパカのおすすめ度★★★☆☆

【名盤の解説】

どことなくですが「灰色をした背徳感をも漂わせている」不思議感いっぱいの名盤です。

神業のような速さで舌を巻きますし、華やかなイメージが有りながらも彩度の低さも感じさせるのはモノラル録音のせいでしょうか?

でもやっぱりギーゼキングのピアノは常に客観的で突き放したような冷たさがあります。

それは決して悪い意味ではなく、フランス的ダンディズムに必要なたしなみのような感覚でしょうか。

なんだかニクい感じのカッコよさがあります。

《喜びの島》の背景にある背徳の香りを感じるにはちょうどいい名盤と言えそうです。

 

【まとめ】ドビュッシー《喜びの島》

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さて、ドビュッシー《喜びの島》の解説とおすすめ名盤はいかがでしたか?

 

《喜びの島》への不倫旅行の後、ドビュッシーとその不倫相手のエンマは、お互いに離婚が成立し、2人はめでたく結婚します。

しかし、幸福の裏ではドビュッシーの元妻ロザリーの自殺未遂が起こったりドビュッシーの友人たちが離反したりという事が起こります。

 

「幸福と不幸はあざなえる縄のごとし」というところでしょうか。

ドビュッシーのキラメクほどに美しい音楽の背景には暗い出来事も少なくなかったようですね。

 

「芸術家の不思議」を感じてしまいます。

 

 

 そんなわけで…

 

 

『ひとつの曲で、

 

たくさんな、楽しみが満喫できる。

 

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は、以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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