アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方を解説します。

バッハ:主よ人の望みの喜びよ【解説と3種の名盤】歌詞とその意味は?

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バッハの中でも特に有名!

シンプルなのに美しい名曲♫

優しい気持ちになりたい時に聴きたい

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《主よ人の望みの喜びよ》は、バッハの有名な曲のひとつですね。

読み方としては「主(しゅ)よ」となります。

 

そして、その、 

  • 成り立ちは?
  • 本来の訳(やく)は?
  • どんな場面や心情を表現しているの?

 

本記事では、そんな疑問に答えてみたいと思います。

では、さっそく、バッハ:主よ人の望みの喜びよ、解説とおすすめ名盤を紹介です。

 

【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】

【解説と意味】バッハ:主よ人の望みの喜びよ

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曲の《成り立ち》を解説


バッハのカンタータ(伴奏付きの声楽曲)、主よ人の望みの喜びよのこんな解説があります。 

カンタータというのは、元来、ルーテル派の礼拝の説教の前とか、あるいはそのあとに演奏されたもので、歌詞は、その日に朗読される聖書の使徒書簡や福音書などを説明するようなものが使われている。

バッハは、このカンタータを実に200曲以上も作曲している(中略)

ことに、第147番のコラール (賛美歌)「主よ、人の望みの喜びよ」は、のちに管弦楽曲やピアノ曲などに編曲されて広く親しまれている。

出典:志鳥栄八郎 著 「不滅の名曲はこのCDで」P338より引用

 

解説にありますようにバッハは、礼拝の際の説教の内容を音楽として作曲することをひとつの仕事としていました。 

そして、《主よ人の望みの喜びよ》もそのうちの1曲なわけです。 

その位置づけとしては、カンタータ147番の『心と口と行いと生活で』という2部構成で、全10曲ある曲集の中の10曲目にあたります。

つまり、ラストを飾る、とても感動的な1曲となっているのですね。

ちなみに初演(初めて演奏)されたのは、1723年7月2日の「母マリア訪問の祝日」(現在は5月31日)だそうです。

その「母マリア訪問の祝日」の場面としては、天使のガブリエルが、マリアに対して「救世主が身ごもった」ことを伝えに来た日とのことですね。

 

《本来の訳》を解説

《主よ人の望みの喜びよ》は、もとのドイツ語では、

 

《イエスは変わらざるわが喜び》(Jesus bleibet meine Freude)

ということのようですが、

 

うん?

ちょっと意味が違くない?

 

と思いますよね。

これは初めて日本語に訳す際に、

 

英語によるタイトル(Jesu, Joy of Man's Desiring)を、訳して日本語タイトルにしたために《主よ人の望みの喜びよ》になったと言われていますね。

 (一部、ウィキペディアから引用)

 

わかりやすく日本語にすると、「主(イエス)こそが、人の望む喜びそのものです 」というくらいの意味かもしれませんが、これでは、雰囲気がイマイチですね。

やはり、《主よ人の望みの喜びよ》が、「言葉のリズム」と言いますか、「響き」がいいですね。

まあ、音楽なだけに…。

 

その《場面》と《歌詞》カンタータ「心と口と行いと生活で」のを解説

 

では、この《主よ人の望みの喜びよ》は聖書のどんな場面を表現しているのでしょうか?

歌詞をみてみますね。

 

歌詞: 

イエスは、変わらざるわが喜びです

私の心のなぐさめであり、うるおいです 

イエスはすべての悲しみからお守りくださいます 

イエスはわが生命(いのち)の力 です 

目のよろこびにして太陽です 

魂の宝であり、喜びです、

それゆえに、イエスを放しません 

この心と瞳(ひとみ)から…。

 

ちなみに《主よ人の望みの喜びよ》が収録されているカンタータ147番「心と口と行いと生活で」の各曲の題名は以下の内容になっています。

 

第1部
  • 第1曲:合唱「心と口と行いと生活で」
  • 第2曲 レチタティーヴォ「祝福されし口よ」
  • 第3曲 アリア「おお魂よ、恥ずることなかれ」
  • 第4曲 レチタティーヴォ「かたくななる心は、権力者を盲目にし、最高者の腕を王座より突き落とす」
  • 第5曲 アリア「イエスよ、道をつくり給え」
  • 第6曲 コラール合唱「イエスこそ、わが喜び」
第2部
  • 第7曲 アリア「助け給え、イエスよ」
  • 第8曲 レチタティーヴォ「全能にして奇跡なる御手は」
  • 第9曲 アリア「われは歌わんイエスの御傷」
  • 第10曲 コラール合唱「イエスは変わらざるわが喜び」

 

【3枚の名盤の感想と解説】バッハ:主よ人の望みの喜びよ

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カール・リヒター:指揮 ミュンヘン・バッハ管弦楽団

 

 

アルパカのおすすめ度★★★★☆

【名盤の解説】

カンタータ「心と口と行いと生活で」をゆっくり全曲を通して聴きたい時はこの名盤ですね。

小編成の古楽器でバッハを表現することが当たり前のように行われる現代においてもその荘厳さと敬虔(けいけん)さにおいて他の追随をゆるしません。

カンタータ「心と口と行いと生活で」をじっくりと深く聴き込みたい時におすすめです。

 

マリー・クレール・アラン:オルガン

 

アルパカのおすすめ度★★★★☆

【名盤の解説】

天上の音楽と言ってもいいですし、アランの弾くオルガンが、ずば抜けて美しいです。

淡々とした音運びのなかに、静寂さや祈りの思いも感じられて、やさしい思いが湧いてくる名盤です。

透明感もありますし、夜の終わりに聴いて心を静めたい時にもいいですね。

パークニング・プレーズ・バッハ

アルパカのおすすめ度★★★★☆

【名盤の解説】

 

聴きやすいパークニングのギターの音が、心落ち着かせてくれます。 

リヒターの荘厳さやアランの静けさもいいですが、こんなライトな雰囲気のバッハ:主よ人の望みの喜びよも新鮮です。

この名盤なら、初めてのひとでも聴きやすい名盤でもありますね。

じっくり聴くというよりは、部屋に静かに流して作業するさいのBGMとして最適です。

 

【解説と名盤、まとめ】バッハ:主よ人の望みの喜びよ

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さて、バッハ:主よ人の望みの喜びよの、解説とおすすめ名盤はいかがでしたか?

シンプルなメロディの中に「長く愛され続ける優しさ」が感じられる名曲ですね。

  • 嬉しいとき
  • 楽しいとき
  • そして、ちょっとツライとき

そんなときにもジンワリ効(聴)いてくるあたたかさが感じられますね。

時にはバッハ:主よ人の望みの喜びよをリピートして浸っちゃうのもアリですね。

 

 そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

たくさんな、楽しみが満喫できる。

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は、以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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