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ゼッタイ感動♫
確実選曲!!
普段から「ちょっとクラシック音楽でも聴こうか…」ということには、なかなかならないことが多いです。昔に比べるとクラシック音楽を聴く人も減ってきています。しかし、クラシック音楽は長い歴史の中で育まれて来た中でメロディのキレイな曲が多いことも事実。
要は1曲が長いということが多くの人に聴かれない原因になっているかもしれません。
今回は、有名なクラシック音楽を短く紹介します。膨大なクラシック音楽の中から美味しいトコだけつまみ食い!25曲に絞ってみましたので楽しんでいただけたなら幸いです。
- クラシック音楽【超有名曲25選】
- 第1位|交響曲第9番《合唱》:ベートーヴェン
- 第2位|アイネ・クライネ・ナハトムジーク:モーツァルト
- 第3位|主よ人の望みの喜びよ:バッハ
- 第4位|別れの曲:ショパン
- 第5位|春:ヴィヴァルディ
- 第6位|G線上のアリア:バッハ
- 第7位|新世界より:ドヴォルザーク
- 第8位|亜麻色の髪の乙女:ドビュッシー
- 第9位|カノン:パッヘルベル
- 第10位|ボレロ:ラヴェル
- 第11位|ワルキューレの騎行:ワーグナー
- 第12位|ユーモレスク:ドヴォルザーク
- 第13位|トルコ行進曲
- 第14位|プロムナード:ムソルグスキー(ラヴェル編)
- 第15位|ラデツキー行進曲:J.シュトラウス1世
- 第16位|アヴェ・マリア:シューベルト
- 第17位|ハレルヤ:ヘンデル
- 第18位|月の光:ドビュッシー
- 第19位|エリーゼのために:ベートーヴェン
- 第20位|英雄ポロネーズ:ショパン
- 第21位|美しき青きドナウ:J.シュトラウスII世
- 第22位|ジムノペディ:サティ
- 第23位|愛の夢 第3番:リスト
- 第24位|威風堂々:エルガー
- 第25位|ヴァイオリン協奏曲:メンデルスゾーン
- まとめ クラシック音楽【超有名曲25選】
クラシック音楽【超有名曲25選】
第1位|交響曲第9番《合唱》:ベートーヴェン
壮大なスケールと感動的なメロディで知られています。力強い合唱つきの最終楽章(第4楽章)は《歓喜の歌》と呼ばれて有名。年末は各地で演奏会が催されます。何度聴いても新鮮な感動が色褪せないベートーヴェンの名曲です。
ベートーベンは、交響曲第9番《合唱》の初演(作曲後初めて演奏されること)の際、難聴の障害によりほとんど耳が聴こえませんでした。別の指揮者が音楽を進行していましたが、ベートーヴェンはその指揮者の横にいながら、リズムをとる役をしていたそうです。演奏は終わり、拍手がわき起こり喝采を送られます。
しかし、ほとんど耳が聞こえないベートーヴェンは、拍手が聞こえず、「演奏は失敗であったのか」とうなだれます。女性歌手がベートーヴェンに近寄り、手を取って聴衆の方を振り向かせます。そこで初めて、拍手喝采を送る大声援の聴衆を見ることができたとの記録が残っています。
第2位|アイネ・クライネ・ナハトムジーク:モーツァルト
同じ時期に作られた曲が傑作の大行進とも言える時期に、現在でもみんなが知っているアイネ・クライネ・ナハトムジークも誕生。同じころ、オペラ《フィガロの結婚》が大ヒット、オペラ《ドン・ジョヴァンニ》も完成。ピアノ協奏曲の傑作も続々と作曲された時期です。
モーツァルトがもっともノッていた時期の誰もが知っている名曲です。
第3位|主よ人の望みの喜びよ:バッハ
いくつかのメロディが絡み合いながら慈しみ深い音楽へと昇華されています。現在では原曲はもちろん自由自在にアレンジされて世界中で聴かれています。
カンタータ147番の『心と口と行いと生活で』という曲の2部構成全10曲ある曲集の中の10曲目にあたります。ラストを飾るとても感動的な1曲です。
第4位|別れの曲:ショパン
別れの曲は、全体としては甘くてせつないメロディがメインですが、中間部ではショパンらしい激情が表現された部分があります。ショパンには弟子がいまいしたが、ピアノのレッスンの最中に、いきなり「ああ、祖国よ!」と叫んだと言われています。
当時ショパンの祖国ポーランドは、宗主国ロシアに対しての独立運動が起こっていました。音楽家としての名を、あげるべくパリに滞在していたショパンは、そんな祖国を思い、気が気でない心境だったことでしょう。その後ショパンは、生涯を通じて祖国の土を踏むことはありませんでした。
第5位|春:ヴィヴァルディ
日本ではもっとも有名なバロック音楽といえます。四季の移り変わりが豊かであり、敏感でもある日本人に合うのかもしれません。
春はおとずれた
小鳥は楽しみ、春を祝い、
歌っている
小川はせせらぎ、風をなで、
そして、いっしょに踊ってる
上記の詩はヴィヴァルディ自身のソネット(十四行詩)だろうといわれています。素直に明るく、喜ばしい音楽が心から楽しませてくれる名曲です。
第6位|G線上のアリア:バッハ
始めから終わりまで、常に一定したゆったりとしたリズムで曲が進みます。おだやかな光のなかで守られ、すやすやと眠りの世界に遊ぶ赤子のようなほほ笑みとやすらぎのイメージ。
G線上のアリアにそっと耳をかたむけることによって、心は調和され1日の面白くない感情や、せかせかした焦りの思いのようなものが取り払われていきますね。
第7位|新世界より:ドヴォルザーク
ドヴォルザークが学院長を勤めたナショナル音楽院は、差別の激しい当時としては珍しく黒人の学生の入学を認めていました。自由な校風で、ドヴォルザークも、積極的に黒人学生たちと交流をもっていたそうです。
彼らの心の歌ともいえる黒人霊歌と出会ったドヴォルザーク。「黒人霊歌に宿る精神性はふる里のチェコの音楽に共通している」と感じ取ったドヴォルザーク。類似した音階を「交響曲第9番『新世界より』」に盛り込みます。
壮大な音楽「交響曲第9番『新世界より』」は、ドヴォルザークが「新世界(アメリカ)からふる里のチェコに向けて送った手紙」といえそうです。
第8位|亜麻色の髪の乙女:ドビュッシー
12曲で構成された前奏曲集の第1巻、8曲目に当たる曲です。高踏派の詩人ルコント・ド・リールの同名の詩《亜麻色の髪の乙女》から受けた感動をピアノ曲として表現しています。
親しみやすく柔らかい曲調のため、多くの人が編曲を試みています。ヴァイオリニストのヤッシャ・ハイフェッツ、フランスの作曲家、アンドレ・カプレ、日本の作曲家、冨田勲などです。
第9位|カノン:パッヘルベル
ヴァイオリンの輪唱(カノン)が展開します。淡々とした味わいの中からあふれてくるメロディが重なりあっていくさまが美しい。長いときの流れの中でも朽ちることなく聴き続けられてきた名曲です。
第10位|ボレロ:ラヴェル
「ボレロ」とは、18世紀の終わりに舞踏家のセバスチャン・セレソによって発想された、3拍子を基調とした舞曲を意味します。
ギターとタンバリンが伴奏を担当、踊り手がカスタネットを鳴らしてステップしながら踊ります。ラヴェルのボレロは、有名な曲でノリが良く最後の盛り上がりも迫力があります。
第11位|ワルキューレの騎行:ワーグナー
ワーグナーの楽劇 『ニーベルングの指輪』の第1夜、第3幕の前奏曲にあたるのがワルキューレの騎行です。女性戦士、ワルキューレたちが戦士の魂を戦場からヴァルハラへ運ぶ様子を描いています。迫力満点の音楽は映画《地獄の黙示録》でも使用されたことでも有名です。
第12位|ユーモレスク:ドヴォルザーク
ピアノ曲集《8つのユーモレスク 作品101》の第7曲目にあたります。ドヴォルザークの曲の中で一般的にはもっとも有名な小品と言っていいでしょう。
元はピアノ曲ですが、ヴァイオリニストのクライスラーが編曲したヴァイオリン付きのユーモレスクの方がよく聴かれています。
第13位|トルコ行進曲
《トルコ行進曲》はモーツァルトの《ピアノソナタ第11番》の第3楽章のことを言います。「トルコ軍の軍楽隊の響き」がもとになっています。
演奏会などでは、このピアノソナタ第11番の第3楽章の《トルコ行進曲》が単独で演奏されることも多く人気の高い1曲です。
第14位|プロムナード:ムソルグスキー(ラヴェル編)
《展覧会の絵》という曲の中の1曲目で、とても広い美術館のプロムナードをイメージさせます。
巨大な絵画がズラッと並ぶような、壮大さが感じられる音楽。トランペットで高らかに歌われるプロムナードのテーマは「展覧会の絵」という曲の始まりにピッタリ。
第15位|ラデツキー行進曲:J.シュトラウス1世
実在の人物ラデツキー将軍を称えて作曲されました。オーストリアの支配下にあった北イタリアで独立運動がおこりますが、ラデツキー将軍率いるオーストリア軍が独立運動を鎮圧。オーストリアの英雄である勇敢なラデツキー将軍を描いています。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の年明け恒例「ニューイヤーコンサート」のアンコールで演奏される曲としても知られています。
第16位|アヴェ・マリア:シューベルト
イギリスの作家ウォルター・スコットの《湖上の美人》という叙事詩に書かれた詩にシューベルトが曲をつけました。正式の題名は《エレンの歌 第3番》といいます。歌い出しが「アヴェ・マリア!」という言葉から始まっているために宗教的な歌と誤解されることが多いです。
しかし、本来は主人公であるエレンの父が処刑されるかもしれない場面で、聖母マリアに助けてもらうよう願いをかける場面での歌です。
第17位|ハレルヤ:ヘンデル
《ハレルヤ》の歌はヘンデルが作曲した「メサイア」という曲集の中の1曲です。「メサイア」とは救世主イエス・キリストのことで、その生涯の中で起きた「印象的な出来事」を描いています。
宗教的なクラシック音楽の中でも、とりわけ「ほがらか」で「シンプルで美しいメロディ」が特徴です。
第18位|月の光:ドビュッシー
ドビュッシーが作曲したピアノ曲集である《ベルガマスク組曲》の第3曲目が《月の光》です。
ドビュッシーは1884年にフランスで行われた、「ローマ賞」で大賞を受賞しました。すぐれた芸術家に送られる留学奨学金つきの賞であったため、ドビュッシーは奨学金でイタリアのベルガモ地方へ留学します。
《ベルガマスク》とは「ベルガモ舞曲」の意味があります。ドビュッシーにとっては肌に合わない地であったようですが、いい思い出もあったのかもしれません。
第19位|エリーゼのために:ベートーヴェン
《エリーゼのために》の楽譜に「エリーゼのために、4月27日」と記されていたためについたタイトルです。楽譜はテレーゼ・マルファッティという女性の遺品に紛れていたため「エリーゼ」とは「テレーゼ」の間違いではないかともいわれました。
しかし、最近、エリーゼは、ソプラノ歌手のエリザベート・レッケルではないかといわれるようになりました。エリザベートは「エリーゼ」と呼ばれていた形跡があるということがわかったからです。真相はわかりませんが名曲なだけに気になるところです。
第20位|英雄ポロネーズ:ショパン
ポーランドで生まれた民族舞曲「ポロネーズ」。3拍子のリズムで1泊目に強いインパクトがあるのが特徴。力強く華麗な旋律でポーランド人の誇りを表現しています。ショパンの英雄ポロネーズにもポロネーズの曲調が活き活きと躍動しています。
第21位|美しき青きドナウ:J.シュトラウスII世
「美しき青きドナウ」は、「オーストリアの第2の国歌」とも言われるくらい有名な名曲ワルツであり、ウィーンっ子の心の音楽なのです。ラデツキー行進曲と同様、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の「ニューイヤーコンサート」で必ず演奏される曲です。
第22位|ジムノペディ:サティ
《ジムノペディ》の語源は、古代ギリシャの芸術の神《アポロン》とお酒の神《バッカス》などの神々をたたえる祭典「ギュムノパイディア」。
「ギュムノパイディア」を描いた古代の壺からインスピレーションを得て作曲されたのが《3つのジムノペディ》です。
第23位|愛の夢 第3番:リスト
《愛の夢》はリストが作曲した3曲からなるピアノ曲集で第3番が有名です。もともとは歌曲として作曲したものでしたが、リスト自身がピアノ曲に編曲しました。
クラシック音楽のピアノ曲の中でも誰もが知っている有名な曲で、とてもロマンティックな1曲です。
第24位|威風堂々:エルガー
堂々として、華々しくてワクワクしてくる曲です。結婚式や卒業式のような人生の門出に流して、大いに盛り上がる場面を見たことがあるのではないでしょうか。エルガーの曲の中でももっとも壮大な曲で有名です。
第25位|ヴァイオリン協奏曲:メンデルスゾーン
ベートーヴェン、ブラームスとともに3大ヴァイオリン協奏曲の1曲といわれています。ベートーヴェンとブラームスが堂々とした風格があるとするならメンデルスゾーンは優美で繊細な魅力に満ちています。
旋律作家メンデルスゾーンの面目躍如といったところで、全編聴きどころが満載の名曲です。
まとめ クラシック音楽【超有名曲25選】
ちょっと敷居が高い印象のクラシック音楽ですが、ちょい聴きするとわりといいものです。クラシック音楽を聴く人は減ってきていますが、だからこそ魅力を再発見できる喜びにも満ちています。
今回は、膨大なクラシック音楽の中から美味しいトコだけつまみ食い!25曲に絞ってみました。これを機会にしてゆっくりとクラシック音楽を楽しんでいただけたなら幸いです。
そんなわけで…
『ひとつの曲で、
たくさんな、楽しみが満喫できる。
それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』
今回は、以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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