アルパカと聴く幸福なクラシック

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ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女【解説と名盤2選の感想】

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亜麻(あま)色の…

朝の光と

遊ぶ髪

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美し乙女の髪の色

淡き思いが募りつつ

淡きその色、忘られぬ

 

さて、今回は、ドビュッシー《亜麻色の髪の乙女》解説とおすすめ名盤を紹介です。

【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】

【解説】ドビュッシー《亜麻色の髪の乙女》

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《亜麻色の髪の乙女》は、ドビュッシー作曲の12曲で構成された前奏曲集、第1巻の8曲目に当たる曲です。
このドビュッシー作曲の前奏曲集についてこんな解説があります。  

フランスの印象主義の画家たちが、絵のなかで、光を色であらわそうとしたように、ドビュッシーは、色彩を音であらわそうとした。これは、簡単にいえば、旋律よりも音そのもの、つまりハーモニーや音色をたいせつにするやり方で、彼が長い間研究し続けたこの手法が、この曲集ではあますところなく用いられているのである。

出典:志鳥栄八郎 著 「新版 不滅の名曲はこのCDで」P315より引用

 

  • 絵の具の替わりに音符を
  • カンバスの替わりに楽譜を

ドビュッシーは当時のフランスにあって音楽における印象派としての多くの作品を残しました。

その中でも特に有名な1曲と言っていい《亜麻色の髪の乙女》ですが、実際は絵画ではなく、ある詩に影響されて作曲しています。

それが、高踏派の詩人ルコント・ド・リールの同名の詩《亜麻色の髪の乙女》です。

ドビュッシーは、もともとこの《亜麻色の髪の乙女》という詩を歌曲として作曲していましたが未発表のままでいました。

これをドビュッシー自身がピアノ曲に編曲し直したのが、ピアノ曲《亜麻色の髪の乙女》であるわけです。

以下にルコント・ド・リールの詩《亜麻色の髪の乙女》を一部紹介します。

「スコットランドの歌」という副題を持つ詩集からの抜粋になります。

Sur la luzerne en fleur assise,

ムラサキウマゴヤシの花にかこまれて座り

Qui chante dès le frais matin ?

こんなさわやか朝早く、誰が歌っているのかな?

C'est la fille aux cheveux de lin,

髪は「亜麻色の髪の乙女」

 

La belle aux lèvres de cerise.

くちびるかわいいさくらんぼ

L'amour,au clair soleil d'été,

明るい夏の太陽のもとで

Avec l'alouette a chanté.

愛する人は、ヒバリと歌を歌っている

 

Ta bouche a des couleurs divines,

あなたの口は、神さまのようなの色づき

Ma chère,et tente le baiser !

いとしい君、口づけさせてはくれまいか

Sur l'herbe en fleur veux-tu causer,

花の咲いている草原で、

Fille aux cils longs,aux boucles fines ?

長いまつげの、きゃしゃな巻き毛の乙女

L'amour,au clair soleil d'été,

明るい夏の太陽のもとで

 

Avec l'alouette a chanté.

愛する人は、ヒバリと歌を歌っている

以下略

 

 

《亜麻色の髪の乙女》はドビュッシーの楽曲の中でも特に有名で親しみやすいため多くの人が編曲を試みています。

 

代表的な編曲

  • ヴァイオリニストのヤッシャ・ハイフェッツ版
  • フランスの作曲家、アンドレ・カプレのオーケストラ版
  • 日本の作曲家、冨田勲によるシンセサイザー版

 

ちなみに、1968年にヴィレッジ・シンガーズが同じ題名の《亜麻色の髪の乙女》という歌を発表していますが曲自体は別物です。

その後、この曲は2002年に島谷ひとみがカヴァーして歌いブレイクしました。

 

【名盤3選の感想と解説】ドビュッシー《亜麻色の髪の乙女》

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ミシェル・ベロフ:ピアノ

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

瞑想的な魅力すら感じさせる美しい透明感のある名盤です。

《亜麻色の髪の乙女》が収録されているドビュッシーの《前奏曲集第1巻》全体としてもフレッシュな感動を与えてくれています。

ドビュッシーに対する深い洞察力やフランス音楽のもつ粋でオシャレな感性がほとばしっているのも見逃せない名盤です。

 

ワルター・ギーゼキング:ピアノ

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

枯れた味わいのある名盤でノスタルジックな雰囲気も醸し出しています。

モノクロ映画の持つセピア色の映像にノイズが走り…音は「ブツ…ブツ…ブツ…」とつぶやくような印象の懐かしさ。

もちろん、この名盤から聴こえる録音自体はノイズリダクションが行われています。

要はここで言うノイズとは、もう少し感覚的に伝わってくるものとでも言いましょうか。

理知的な演奏の中にフワリと柔らかい感性が伝わってくるのが心地良い名盤です。

 

【まとめ】ドビュッシー《亜麻色の髪の乙女》

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さて、ドビュッシー《亜麻色の髪の乙女》の解説とおすすめ名盤はいかがでしたか?

 

美し乙女の髪の色

淡き思いが募りつつ

淡きその色、忘られぬ

 

そんな「淡い色合いを持つ恋」を思わせる美しいピアノ曲《亜麻色の髪の乙女》。

物事が思い通りにいかないことばかりな日常の中、

  • ねて
  • ねたんで
  • やさぐれる

 

もうイヤ!って感じちゃう時に聴きませんか?

ドビュッシー《亜麻色の髪の乙女》。

 

ふっと気がつくと、心、もと通りに整ってますですよ、はい。

 

 

そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

 

たくさんな、楽しみが満喫できる。

 

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は、以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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