アルパカと聴く幸福なクラシック

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バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番【感想|名盤3選の解説】有名な理由はその旋律の美しさ♫

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おおらかな旋律

底ぬけな明るさ

開放感♫ ♫ ♫ 

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宗教的なモチーフの曲が多いバッハですが《ブランデンブルク協奏曲》は、そんな宗教的な背景を持たない曲です。

今回は、その中で、もっとも有名でノリがいいバッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》解説とおすすめ名盤を紹介です。 

【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】

【解説】バッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》

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曲を解説

バッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》のこんな解説があります。  

一番有名な第5番(中略)フルート、ヴァイオリン、チェンバロが独奏楽器群にまわって、弦楽合奏と時には対立し、時には協力して動いてゆきます。この時代まで、チェンバロは合奏部の通奏低音をひきうけ、和声を補充するという裏方の役割をはたしていたのですが、この作品でバッハはチェンバロを主役に登用し、長い独奏楽句さえ受けもたせています。

出典:皆川達夫 著 「バロック名曲名盤100」P210より引用

 

 ブランデンブルク協奏曲とは、北ドイツのブランデンブルク=シュヴェート辺境伯に捧げられたことにより、この名で呼ばれています。

ブランデンブルク協奏曲の自筆譜にフランス語で書かれた献呈文には、「いくつかの楽器による、6曲の協奏曲」と書かれています。

 

そして、このブランデンブルク協奏曲は、とくに作曲順に番号が付けられたわけではなく、ブランデンブルク第5番は一番最後に作曲されたものでした。

 

ちなみに、ブランデンブルク協奏曲第5番は解説にありますように

  • フルート
  • ヴァイオリン
  • チェンバロ

が独奏を担当する合奏協奏曲に仕上がっていますが、ブランデンブルク協奏曲第5番の「独奏楽器の中での主役」と言えばチェンバロです。

ピアノとチェンバロの違い

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さて、ピアノが主流になる前には、鍵盤楽器と言えば「チェンバロ」でした。

ピアノがハンマーで弦を「叩いて」音を出す楽器であるの対して、チェンバロは弦を「弾いて」音を出すという構造の違いがあります。

 

なんとも上品で雅(みやび)やかな音を発しながら歌うのがチェンバロという鍵盤楽器です。

解説にありますように、この時代、チェンバロの役割は通奏低音を受け持つ言わば脇役でした。

しかしバッハは、このチェンバロを主役に大抜擢し、ブランデンブルク協奏曲第5番の中にはチェンバロの長いソロ演奏(カデンツァ)まで入れています。

 

これが、その後のバッハ自身のチェンバロ協奏曲の原型になりましたし、さらに時代を超えて登場する「ピアノ協奏曲」の基礎にもなりました。

このように、バッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》は、音楽史のなかでも重要な位置を占める1曲とも言えるのですね。

 

ちなみに

  • チェンバロはドイツ語
  • 英語ではハープシコード
  • フランス語ではクラヴサン

と呼ばれます。

 

貴族たちの間で親しまれていたため、装飾にまでこだわっており、チェンバロの音の魅力が見た目にも表れていると言えます。 

【各楽章を解説】バッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》

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それでは、各楽章について解説します。

バッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》は第1楽章から第3楽章までの3曲で成り立っています。

第1楽章 アレグロ(速く)

(みやび)やか(うるわ)しい!

 

そして、 

  • 明るくて
  • おおらかで
  • スカッと晴れた青空のよう…

 

始めは「ヴァイオリンとフルートの歌」。

 

その旋律の美しさ、可愛らしさを「裏方的に支えるチェンバロ」そんな展開ですが、徐々にチェンバロの歌がオモテへとやってきます…。

 

そう、そして、ラスト間近で、なんとも見事なチェンバロの独奏(カデンツァ)が高らかに歌われます。

 

これは、今までたくさんの華々しくも美しい楽器たちを引き立ててきたチェンバロが、ここぞとばかりに活躍し、飛翔する!!

 

それは、バッハのチェンバロ協奏曲への序章であり、その後のピアノたちの活躍への足がかり…。

 

そして、独奏(カデンツァ)が終わると、全ての楽器たちが、華々しくも誇らしく大合唱大展開!!

 

感動的にバッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》第1楽章を終えていくのです。

 

第2楽章 アフェットゥオーソ(愛情と、優しさをこめて)

 第1楽章とは打って変わってのなんとも憂うつな雰囲気をもつ美しい第2楽章です。

 

哀しげに歌うフルートとヴァイオリン、そして、それを慰めるように寄り添うチェンバロ…♫

 

そう、バッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》の第2楽章は、独奏楽器たちだけで歌われる「物悲しくも美しいエレジー(哀歌)」なのです…。

バッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》を、ある意味引き締めながも印象的な1曲…ですね。

第3楽章 アレグロ(速く)

弾む…!! 

  • フルート!
  • ヴァイオリン!!
  • チェンバロ!!!

 

「さあ、それに続こうよ!」

そう言わんばかりのムッチャ楽しげ、全楽器たち!!

 

やっぱり

  • 明るい!
  • 愉しい!!
  • 嬉しすぎ!!!

 

さあ、楽器たちが、

弾んでスキップするきながら、

僕たちも心、遊ばせよ〜よ…! 

【5枚の名盤の感想と解説】バッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》

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カール・リヒター:指揮 ミュンヘンバッハ管弦楽団 

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

「歴史的名盤」と言ってもいいくらいの名盤です。

  • 礼儀正しく、
  • おごそかでありながらも
  •  慎ましい…

なんとも美しくもあたたかいバッハです。

「バッハの音楽を、深く思うがゆえに到達した深淵」をそっとのぞける…。

そんな名盤でも、またありますね。

トン・コープマン:指揮 アムステルダム・バロック管弦楽団 

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アルパカのおすすめ度★★★★☆

【名盤の解説】

肩の力が 抜けた歌ごころが全体に流れていてなんともナチュラルなイメージの名盤です。

本来、バッハが持つ素晴らしさのひとつである「素朴さ」が、

  • 演ずることなく、
  • 狙うことなく、
  • 理屈を一切抜きにして、

優しく、おおらかに展開するから気持ちいい…。

そんな名盤ですね。

トレッヴァー・ピノック:指揮 イングリッシュ・コンサート 

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※ ↑《ブランデンブルク協奏曲第5番》の一部が「第2番」と表記されてしまっていますが内容は「第5番」です

アルパカのおすすめ度★★★★☆

【名盤の解説】

優しい肌触りのバッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》の名盤です。 

虚飾を排して淡々と演奏を展開していきますが、それだけにバッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》本来の旋律の美しさが再認識できます。

パンチの弱い印象はあっても、ジックリ何度も聴くのには適した、「聴いていて飽きの来ない名盤」です。

クリストファー・ホグウッド:指揮 エンシェント室内管弦楽団 

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

軽やかに弾む楽器たちの楽しそうな様が聴ける名盤です。

伝統的な演奏を心掛けながらも楽団全体で楽しんでいる感覚です。

いや、もともとそんな「演奏して楽しい」要素がいっぱいなのがバッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番です。

「演奏して楽しい名盤は聴いていても楽しい」。

そんな名盤です。

 

デュオ|タカハシ・レーマン(ピアノ) 

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アルパカのおすすめ度★★★☆☆

【名盤の解説】

重厚なバッハの音楽を「スッキリさわやかに聴きたい時」は、こんなピアノデュオの名盤もいいですね。

鍵盤楽器の歴史の分岐点に位置していると言っても過言ではないくらいの、バッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》です。

現代的に洗練された「ピアノ」という鍵盤楽器で聴き直すのは面白い

バッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》の違った魅力も見えて(聴こえて)くる名盤です。

 

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【まとめ】バッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》

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さて、バッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》の解説とおすすめ名盤はいかがでしたか?

  • おおらかな旋律
  • 底ぬけな明るさ
  • 開放感♫ ♫ ♫ 

そんな印象の愉快でワクワクするバッハ《ブランデンブルク協奏曲第5番》は6曲ある《ブランデンブルク協奏曲》の中でもとくに有名な1曲です。

 

沈んだ気持ちを、上げていきたい時に効く(聴く)名曲ですよ〜 

 

 

 そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

 

たくさんな、楽しみが満喫できる。

 

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は、以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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