アルパカと聴く幸福なクラシック

幸福なひとときを与えてくれる、クラシック音楽との出会い

バッハ「ブランデンブルク協奏曲第2番」【名盤解説】トランペットの明るい語りを受け入れよう!

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長雨のあとの、太陽のまぶしい光を、喜び勇(いさ)んで浴びてみよう!


ブランデンブルク協奏曲第2番 カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団

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「憂うつだな〜、また1日の始まりかあ、『仕事、嫌だな〜。』」
そんなことを思いながらの環状運転の電車内。
乗換駅に着いても降りもせず、グルグル、グルグルとまわる電車に身をゆだね…。
そんな意味のない時間をウダウダと無駄に使っている。
そして、時がたつと共にサラリーマンやOLは減っていく。
席も空いたので腰をおろします。
そして、カクンとうつ向いて、ため息をこぼします。
「はあ~、また無断欠勤か。せめて連絡ぐらいしないといけないのに、もの憂いなあ。はあ~。」と、ため息をついていると、どこからともなく、聞こえてくる「はあ〜」という、深いため息が…。

そっと顔をあげると、何人かのスーツ姿のサラリーマンやOL、学生服の学生がやっぱりうつ向いて座っていたりして…。
カラリ、カラリと聞こえるは、空き缶、転がる高い音。
みんな誰もが気にかけず、うつ向きかげんで座ってる。
「『今、この時』は、意味のない無駄な時間なんかじゃないよね。
言葉は交わさなくとも、うつうつとした心を持ちつつ悩む仲間に、ひととき、会うことができたのだから…」と、思いながら、そっと席を立ちます。
乗り換え駅で電車を降りて、ほんのひとにぎりの力を、やっとの思いでひねり出し、次の電車に乗り込みます。

気を取り直してイヤホンを耳につければ、聴こえてくるのはバッハの「ブランデンブルグ協奏曲第2番」♬
トランペットや、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンという、「ブランデンブルク協奏曲第2番」のメインの楽器たちの励ましが、アルパカを楽しく元気にしてくれます。
「さ、また遅刻だな…上司に怒られながら、今日も1日、なんとか乗り越えてみようかな。…自信はないけど…。」

1.バッハ「ブランデンブルグ協奏曲第2番」を解説

バッハ「ブランデンブルク協奏曲」についての、こんな解説があります。

バッハは信仰心が篤く、生涯を通じて数多くの宗教音楽を書いたが 、ケーテンのレオポルト公につかえていた1717年から23年にかけての6年間は、教会音楽とは関係のない作品をたくさん生み出した。6曲からなるこの「ブランデンブルク協奏曲」もその一つで、1721年(36歳)に、ブランデンブルク公クリスティアン・ルートヴィヒに丁重な献呈文を添えて捧げられたものである。

出典:志鳥栄八郎 著 「不滅の名曲はこのCDで」p170より引用

 このバッハ「ブランデンブルク協奏曲第2番」はトランペットの役割が大きいですね
トランペットは「神様」や「王の権威」を象徴する楽器なのだそうで、このバッハ「ブランデンブルク協奏曲第2番」でもその「神様」や「王の権威」の栄光を表現して大活躍♬
そして、トランペットはもちろん、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンの音たちもスカッと心を明るくしてくれる、気持ちのいい1曲ですね。
またバッハ在世当時のトランペットは弁のついていない管のみの楽器だったそうで、くちびるの動きや息の速さや強弱の微妙な変化によって、音の調節をしていたとのことです。
そんなわけですから、超絶技巧が必要だったことでしょう。
そして、それゆえにトランペット奏者は尊敬もされていたとのことですね。

2.バッハ「ブランデンブルク協奏曲第2番」の各楽章を解説

この曲は第1楽章から第3楽章までの3曲で成り立っています。
このバッハ「ブランデンブルク協奏曲第2番」の各楽章の調性(曲そのものが持つ音の高さや雰囲気)がもつイメージとともに解説しますね。

第1楽章「ヘ長調(イメージ:優しさ、若葉色)」

 長い間、雨続きだったのに瞬間的に、パッとまばゆいばかりの光が、スカッと差してきたイメージですね。

「『うつむき加減なその顔を、少し、あげてみませんか?』
そしたらほんの少しだけ、ほんの少しの間だけ、明るい光を浴びれるよ♬」
そんな語りかけが聴こえて来そうです。
でも…ほんの少しの間でも、優しい光が臨んだら、きっと元気は続いてく。
そんな明るい光で寄り添ってくれる1曲です。

第2楽章「ニ短調(イメージ:宗教的な響き。古風な印象、黄土色)」

 ここではこの「ブランデンブルク協奏曲第2番」の主役であるトランペットはお休みです。しばしの間、静かに昔を懐かしむ感じの、瞑想的な1曲ですね。

第3楽章「ヘ長調(イメージ:優しさ、若葉色)」

再び、高らかに、トランペットが歌い出します♪
可愛らしく透明な羽を思い切り伸ばして愉(たの)しむ天使の舞のようです♬

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3.バッハ「ブランデンブルク協奏曲第2番」の2枚の名盤を紹介

3-1.カール・リヒター:指揮 ミュンヘン・バッハ管弦楽団

バッハ演奏の模範、あるいは古典と言っても過言ではないと思います。
格調高く、また品のある1枚。
その揺るがない音楽構築で、『バッハ演奏ここにあり!』という1枚です。
「主張らしいものは聴き取れず、また謙虚でありながら、しかし確固たる主張を感じるこのアルバム♬」
一聴の価値、アリですね。 

3-2.トン・コープマン:指揮 アムステルダム・バロック管弦楽団

「バッハ在世当時はきっとこんな音、演奏を聴いていたに違いないよね♬」
そんな思いをふつふつと起こさせてくれる、古色蒼然(こしょくそうぜん)としたいい意味での古めかしさがあります。
また200年以上もさかのぼった時代の趣(おもむ)きのある鉄の錆びたような味わいのアルバムとも言えます♬

この1枚もググッと心に染み込んできますね。
アルパカは複雑化した現代の便利な世の中で、ふと息苦しい空気を感じる時がよくあります。
そんな際に、ホッとひと息つける、そんな「素朴さから発される癒やし」をこのアルバムの中に感じますね。

まとめ

さて、名盤の紹介と解説はいかがでしたか?

会社がイヤで、どうも気分も乗り気でない。
そんな時は、トランペットや、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンが大活躍の「ブランデンブルク協奏曲第2番」の名盤に耳を傾けたいですね。
そして、少しずつ、少しずつ、気分を明るく、上げていけるのがこのバッハ「ブランデンブルク協奏曲第2番」の楽しみですね。

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そんなわけで…

 

『一つの曲で、たくさんな楽しみが満喫できる。

      それがクラシック音楽の醍醐味ですよね。』

 

今回は以上になります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。