アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説します。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方もお伝えしますよ♫

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モーツァルト:交響曲第31番《パリ》【名盤5選と解説|感想】

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明るくすこやか!

心、はずんで楽しい

華やかな交響曲♫

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この明るさ

どこから来るの?

 

さて、今回は、底抜けに明るくて楽天的なモーツァルト:交響曲第31番《パリ》解説とおすすめ名盤を紹介です。

【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】

【解説】モーツァルト:交響曲第31番《パリ》

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モーツァルトは生涯に渡りコンスタントに交響曲を作曲しましたが、交響曲第31番《パリ》は前回の交響曲から「4年の空白期間」があります。

この間にモーツァルトは様々な経験をします。

  • 音楽家の娘アロイジア・ヴェーバーと結婚を計画
  • これに対する父からの猛反対と挫折
  • パリ滞在中の環境的にも金銭的にも恵まれない日々
  • そして、同じくパリに同行した母の病…

 

そんな毎日の中で、再び交響曲を作曲する意欲が湧き上がるモーツァルトは、交響曲第31番を完成させ、初演を成功させます。

交響曲の作曲における「4年の空白期間」は交響曲の傑作が続々と生まれるための

  • 技術的成長
  • 精神的成長

この2つが必要だったのかもしれません。


交響曲第31番《パリ》に関しては、1778年7月8日付のモーツァルトによる父への手紙が遺されています。

「最初のアレグロの中ごろに気に入るようなパッセージがでてきたので、聴衆は大変喜びましたが、実はこれを書いた時、自分でどんな結果が生じるかがよくわかっていました。

ですから、最後の所でまたそれを反復するようにしておいたのです。

アンダンテもよかったのですが、特に終楽章は非常にうけました。演奏は私が満足するような状態で終ったのです」。

出典:諸井誠 著 「交響曲名曲名盤100」P33より引用

初演の成功に対するモーツァルトの喜びのようなものが、この手紙から伝わってきますね。

 

ちなみにこの手紙にある気に入るようなパッセージがでてきたので、聴衆は大変喜び…」とありますが、いま持って、どの部分なのかが定かではありません。

 

ただいくつか説があるなかのひとつとしては、冒頭の動画の(2:18)のあたりのフォルテ(強奏)がいきなりピアノ(弱奏)になる部分と言われています。

 

 さて、交響曲31番《パリ》の作曲依頼は、フランスの演奏団体「ル・コンセール・スピリチュエル」の支配人ジャン・ル・グロからのもの。

 

そして、初演されたのは1778年6月18日でした。

 

そして、あらためて第31番《パリ》の特徴を記すと以下の2点になります。

つまり、

 

  • 初めてクラリネットを採用した「完全な2菅編成」※
  • 「ダイナミックな表現」をするマンハイム楽派の影響

 

ということです。

 

とくにモーツァルトの交響曲の中で「完全な2菅編成」というのは交響曲第31番《パリ》以外には35番《ハフナー》しかありません。

 

このことからも、モーツァルトの、交響曲第31番《パリ》の作曲に対する意気込みのようなものが感じられますね

 

※古典派(モーツァルトの時代)の頃「完全な2菅編成」とは木管楽器が、フルート 2、オーボエ 2、クラリネット 2、ファゴット 2という編成のことを言います。 

【各楽章を解説】モーツァルト:交響曲第31番《パリ》

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それでは、各楽章について解説します。

モーツァルト:交響曲第31番《パリ》は第1楽章から第3楽章までの3曲で成り立っています。

第1楽章 アレグロ・アッサイ(非常に速く)

いきなり始まる、華やかサウンド ♫

これは底抜けに明るいモーツァルトが顔をのぞかせた時の特徴です。

心臓がフル回転して止まない、

  • バクバク!
  • ワクワク!!
  • ハチ切れる!!!

そんな爽快感でいっぱいな、交響曲《パリ》の始まりです! 

第2楽章 アンダンテ(歩く速さで)

優美でありながらも、どこか楽天的で心地イイ…。

午後のひと時を、おいしいお茶を飲みながら過ごしている。

そんな時の流れが感じられます。

心に表れる色々な感情を、ゆったりと味わうような感覚の1曲です。 

第3楽章 アレグロ(速く)

 ここで第1楽章の「ノリ」が戻ってきます。

そして、

  • キレッキレで、
  • 快速、
  • 気持ちいい!

華やかなモーツァルト:交響曲第31番《パリ》にピタリとハマる超絶明るい最終楽章です。 

【3枚の名盤の感想と解説】モーツァルト:交響曲第31番《パリ》

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フランス・ブリュッヘン:指揮 18世紀オーケストラ 

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アルパカのおすすめ度★★★★☆

【名盤の解説】

「素朴さ」という良さのある古楽器ですが「ダイナミックな音楽にはどうも合わないのでは…。」

そんな印象を持っていたワタクシ、アルパカですが中々どうして…ブリュッヘンと18世紀オーケストラは、

  • 重厚感があり、
  • コントラストが鮮やかであって
  • しかも素朴…

そんな理想的なドライブを聴かせてくれる名盤を世に解き放ってくれました。

「このノリノリ感とワクワク感、クセになる!!」

そんな名盤です♫ 

オトマール・スイトナー:指揮 スターツカペレ・ドレスデン 

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アルパカのおすすめ度★★★★☆

【名盤の解説】

この柔らかさが「クセ」になる!

それが 、スイトナー版のモーツァルト:交響曲第31番《パリ》の名盤ですね。 

この名盤が表現しているのは優しい光が降り注ぐ天国の情景なのでしょうか?

そんな名盤でもあるのですよね。

 

カール・ベーム:指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 

 

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

「風格」すら感じさせる、ある意味フォーマルなモーツァルトがコレ…っていう名盤!!

とても礼儀正しくもあり、明るく好感の持てるモーツァルトなのですね。

わたくし、アルパカが人生で初めて出会ったモーツァルト:交響曲第31番《パリ》の個人的に思い出の深い名盤でもあるのです〜!

全体が優美で(いい意味で)ゆるやかな感じの名盤でもあるのですね。 

クリストファー・ホグウッド:指揮 エンシェント室内管弦楽団 

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アルパカのおすすめ度★★★☆☆

【名盤の解説】

古楽器演奏なのにキレがある。

そんな名盤です。

同じ古楽器のブリュッヘン版の重厚さはないものの、とてもライトで聴きやすい素朴さを持った名盤でも、また、ありますね。

モーツァルトの時代、流れていた音はきっとこんな感じだったのだろうなあという妄想でいっぱいになってしまって楽しくてしかたない。

そんな名盤でもあります♫ 

サー・ネヴィル・マリナー:指揮 アカデミー室内管弦楽団 

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

「雅(みやび)やかなモーツァルトだったらマリナーにおまかせ」っていう感じの名盤です。

でも、だからといって元気のない交響曲第31番《パリ》かって言ったらそうでななく、とてもパワフルでエキサイティングな演奏を聴かせてくれます。

もちろん第2楽章のたおやかさが絶品なのは言うまでもありませんが、その後の第3楽章の「快速ぶり」は圧巻です!

そんなメリハリ系で、ワクワク系の名盤です。  

 

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【まとめ】モーツァルト:交響曲第31番《パリ》

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さて、モーツァルト:交響曲第31番《パリ》の解説とおすすめ名盤はいかがでしたか?

  • 明るく
  • すこやか!
  • 心、はずんで楽しい!!

 

そんなモーツァルト:交響曲第31番《パリ》は、なんかイマイチな毎日をウダウダと流されて生きてる時の心のビタミン剤ですね。

さあ、モーツァルト:交響曲第31番《パリ》、聴きましょうよ〜♫

 

明日からの毎日が「気分バク上がり」間違いなし!!

 

…ですよ〜。。。 

 

 

 そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

 

たくさんな、楽しみが満喫できる。

 

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は、以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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