アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説します。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方もお伝えしますよ♫

卒業のクラシック曲BGM【21選】【別れのさみしさと出会いへの旅立ち】

春に聴きたい【おすすめクラシック15選】ピアノと合唱、オーケストラ

モーツァルト:ピアノソナタ第15(16)番 ハ長調【解説と名盤3選】

※この記事にはプロモーションが含まれます

歌う、鳴る鳴る

素朴な響き

幸福、予感、モーツァルト

www.youtube.com

 

たんた、たたたた♫

歌うよな…

たんた、明るいモーツァルト♫

 

 

今回は、ピアノソナタ第15(16)番 ハ長調解説とおすすめ名盤を紹介です。

注:モーツァルト:ピアノソナタ「第15番」という表記は旧モーツァルト全集での番号になります。本記事では新モーツァルト全集としての「第16番」との表記は(16)と付記しています。

 

【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】

【解説】モーツァルト《ピアノソナタ第15番》

  

逆境のなかで作曲されたにもかかわらず、彼の後期の作風に共通する澄んだ響きをも
ち、けっして実生活の苦しさや暗さを感じさせない音楽となっている。モーツァルト自身が「初心者のための小さなピアノ・ソナタ」と記しているように、この曲は構造的にも単純で、内容も平明でかわいらしい。

出典:志鳥栄八郎 著 「新版 不滅の名曲はこのCDで」P282より引用

 

現在ではモーツァルトの三大オペラとまで言われる歌劇《ドン・ジョヴァンニ》。プラハでの初演が大成功だったにもかかわらず、ウィーンでは不評でした。

そんな失意のさなかに作曲されたピアノソナタ第15(16)番は、明るくシンプルな旋律の美しさに満ちています。

ソナチネアルバムの中の一曲としても採用されるほど可愛らしい名曲ピアノソナタですね。

 

【各楽章を解説】モーツァルト《ピアノソナタ第15番》

第1楽章 アレグロ(速く)

遊ぼよ、遊ぼ

遊んで笑えば

楽しくて

 

遊んで駆けると

嬉しくて

 

遊んで見上げりゃ

お空が見える

 

遊んで見渡しゃ

景色が駆ける

 

駆ける景色は

めくるめく

 

キラキラ光って

まぶしくて

 

遊ぼよ、遊ぼ

遊んで笑えば

楽しくて

 

遊んで駆けると

嬉しくて

 

 

第2楽章 アンダンテ(歩く速さで)

夢では

のんびり

浮かんでる

 

ふんわりふわふわ

ゆうらりと

 

ゆうらり

ゆかいな雲の上

 

雲は

のんびり

浮かんでる

 

ふんわりふわふわ

ゆうらりと

 

ゆうらり

ゆかいな雲の上

 

 

第3楽章 ロンド:アレグレット(やや速く)

たん、たん、たん

たん、たん、たん

 

たたたた

たたたた

たたたた

たた…たた

 

たん、たん、たん

たん、たん、たん

 

たんた、ほがらか

モーツァルト

 

たんた、明るい

ピアノは歌う

 

歌う明るい

うきうきソナタ

 

ソナタ喜ぶ

モーツァルト

 

いつも楽しい

モーツァルト

 

たんた、ほがらか

モーツァルト

 

たんた、明るい

ピアノは歌う

 

【名盤3選の感想と解説】モーツァルト《ピアノソナタ第15番》

 

イングリット・ヘブラー:ピアノ

【無料体験】 amazonミュージックUnlimitedで聴けます♫

 

アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

可愛らしいモーツァルトを聴きたいときは、ヘブラーのピアノがよく響きます。

楽しい気持ちと、優しき心を伝えてきてくれるきれいなモーツァルトです。

ピアノソナタ第15(16)番の持つ旋律の美しさを「語りすぎないピアノで心地よく聴ける」うれしい名盤です。

よく晴れた気持ちのいい日には聴きながらお散歩したい名盤でもあります。

 

ダニエル・バレンボイム:ピアノ 

【無料体験】 amazonミュージックUnlimitedで聴けます♫

 

アルパカのおすすめ度★★★★☆

【名盤の解説】

バレンボイムの持つ高貴な音の魅力は素晴らしい。深い洞察からくる透明感も美しい名盤です。

ただ、ことピアノソナタ第15(16)番 ハ長調には「素朴なあどけなさ」が欲しいところ。

この部分では、ヘブラーを超えるモーツァルティアンはなかなか見つかりません。

とは言え、やっぱりバレンボイムのピアノの一粒一粒のキラメキが素晴らしい名盤です。

 

グレン・グールド:ピアノ

【無料体験】 amazonミュージックUnlimitedで聴けます♫

 

アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

まるで昔のモノクロ映画の早回し風の目まぐるしさを思い出すような名盤です。

なかなかモーツァルトらしいピアノソナタ第15(16)番 ハ長調には巡り会えないものです。

「それならいっそ弾(はじ)けてしまえ!」。

そんなひとつの典型がこの名盤と言えそうです。

バッハ演奏で新たな境地を拓いた感のあるグールドですが、果たして「モーツァルトの新境地」と言っていいのかどうかは…わかりません…。

ただ、聴いていていると、この弾けた感じは新しいですし、不思議な感覚のある名盤です。

 

【まとめ】モーツァルト《ピアノソナタ第15番》

さて、ピアノソナタ第15(16)番 ハ長調の解説とおすすめ名盤はいかがでしたか?

ソナチネアルバムにも採用された素朴でシンプルなあたたかソナタです。

 

そして、そうであるからこそ名盤も見つけにくいかも…です。

 

でも、このピアノソナタ第15(16)番 ハ長調は、もっともモーツァルトらしいモーツァルトの曲のひとつではあるのですが…。

 

 

 そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

 

たくさんな、楽しみが満喫できる。

 

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は、以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

www.alpacablog.jp

www.alpacablog.jp

 

関連記事↓ 

有名なトルコ行進曲つきソナタならコチラです

www.alpacablog.jp

 

モーツァルトの可愛らしい初期のピアノソナタも名曲がいっぱいですね

www.alpacablog.jp

 

30日間無料!1億曲以上が聴き放題!!