アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説します。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方もお伝えしますよ♫

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クラシック音楽って【物語】

モーツァルト:エクスルターテ・ユビラーテ《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ!》【3枚の名盤|解説と歌詞】

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まるで天国…♫

天使は空を舞いあがり

そして、踊って歌いだす♫

(youtubeをポチって音楽を聴きながら読んでみてくださいね。”iPhoneの場合は全面表示されてしまったら2本指で内側にむけてピンチインしてください。”) 

 

「この声、いいなあ…お気にだな…ぜひ、この声にピッタリの歌を作曲したい…♫」

 

さて、今回は、そんなモーツァルトの「ある歌手のために作曲された」《エクスルターテ・ユビラーテ》

解説とおすすめ名盤を紹介です。

【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】

【解説】モーツァルト《エクスルターテ・ユビラーテ》

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モーツァルト《エクスルターテ・ユビラーテ》のこんな解説があります。  

モーツァルトのこのモテットは、聖母マリアをたたえたラテン語の歌詞によるもので、ソプラノ独唱とオーケストラのために書かれたものである。モーツァルトは、1772年(16歳)の秋から、第3回のイタリア旅行を行った。その時、ミラノで彼の音楽劇「ルチオ・シルラ」の主役を歌ったカストラート(去勢された男性歌手)のラウツィーニのために、翌年この曲を書いた。

出典:志鳥栄八郎 著 「新板 不滅の名曲はこのCDで」P344より引用

解説にありますように、もともとはカストラートの高い声域に合うように作曲されていますが、現在ではソプラノ歌手が歌うことが多いですね。

曲としては「歌」がメインとなって展開し、各楽器が「歌」を引き立てていることから「独唱協奏曲」とでも言える作りになっています。

 

また、歌詞については後述しますが「優しさに満ちていて美しい内容」になっています。

 

ただ、この歌詞自体はラテン語のテキストからは見つかっていません。

そのため、

 

歌手ラウツィーニの作詞したものを誰かがラテン語に訳したか? 

無名の作者が書いたイタリア語の詩をラテン語に訳したものか?

 

以上の説がありますが、いずれにせよハッキリとしたことは現在でもわかっていないという状況です。

 

初演日は1773年1月17日テアチノ教会においてですが、この日はテアチノ教会の守護聖人である聖アントニオの祝日でした。

さらに《エクスルターテ・ユビラーテ》の第2楽章が「聖母マリア」をたたえる歌であることから、聖母マリアに捧げる目的としても作曲されたと考えられています。

 

また、モーツァルト《エクスルターテ・ユビラーテ》を作曲当時モーツァルトは17歳ということですからその天才性には改めて舌を巻きますね

【各楽章を解説】モーツァルト《エクスルターテ・ユビラーテ》

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それでは、各楽章の歌詞について解説します。

モーツァルト《エクスルターテ・ユビラーテ》は第1楽章から第3楽章までの3曲で成り立っています。

第1楽章 アレグロ(速く)

歌詞:

 Exsultate, iubilate,

踊ろう!喜ぼう!

o vos animae beatae,

あなたたち、祝福された魂たちよ!

dulcia cantica canendo;

甘く、可愛らしい歌を歌いながら…

vestro respondendo

あなたたちの歌にこたえて

psallant aethera cum me.

天も、私とともに歌うだろう 

(Recitative)

(レチタティーヴォ):

 Fulget amica dies,

夜は去り、太陽は輝く

jam fugere et nubila et procellae;

雲や嵐もおさまった

exorta est justis inexspectata quies.

前触れもなく、正しさによる平和はやってきた

第2楽章 アンダンテ(歩く速さで)

歌詞: 

Undique obscura regnabat nox,

それまでは、あまねく闇に覆われていた

surgite tandem laeti

今こそ起ちなさい!

qui timuistis adhuc,

これまで、あなたたちは怖がっていた

et jucundi aurorae fortunatae

この幸福による夜明けに、喜ばしき声をあげ

frondes dextera plena et lilia date.

その右手に、いっぱいの緑とゆりの花を捧げよ! 

 Ti virginum corona,

あなたは、清らかなる乙女の冠(かんむり)です

tu nobis pacemdona,

私たちに、安らぎを与えたまえ

tu consolare affectus

この嘆き悲しむ心の上に…

unde suspirat cor.

あなたは、幸福の源(みなもと)です!

第3楽章 アレグロ(速く)

歌詞:

 Alleluya.

ハレルヤ(主よ、あなたを讃えます)!

 Alleluya.

ハレルヤ(主よ、あなたを讃えます)!

 Alleluya.

ハレルヤ(主よ、あなたを讃えます)! 

【名盤3選の感想と解説】モーツァルト《エクスルターテ・ユビラーテ》

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エマ・カークビー:ソプラノ
クリストファー・ホグウッド:指揮
エンシェント室内管弦楽団
 

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

ソプラノのエマ・カークビーのヴィヴラートをあまりかけない「飾り気のない純粋さ」はモーツァルト《エクスルターテ・ユビラーテ》にはピッタリ。

そんな名盤です。

ホグウッドの古楽器を使用した素朴な響きも素晴らしいですね。

このコンビでは素晴らしい名盤が多いですね。 

キリ・テ・カナワ:ソプラノ
コリン・デイヴィス:指揮
ロンドン交響楽団
 

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アルパカのおすすめ度★★★★☆

【名盤の解説】

華やかに、そして感情豊かに歌い上げた名盤です。

宗教的なモーツァルト《エクスルターテ・ユビラーテ》としては、キラキラしすぎる感が無くはないですが、この美しさはクセになります。

モーツァルト《エクスルターテ・ユビラーテ》は、曲調としては明るくて朗らかなので、そういった意味ではピッタリとくる歌声とも言えます。

色鮮やかなモーツァルト《エクスルターテ・ユビラーテ》を楽しみたい時には超オススメ名盤と言えそうですね。 

エディット・マティス:ソプラノ
ベルンハルト・クレー:指揮
ドレスデン国立管弦楽団
 

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アルパカのおすすめ度★★★★☆

【名盤の解説】

そのチャーミングな歌声の魅力はいつまで経っても感動を与えてくれる。

そんな名盤です。

モーツァルトのオペラでも、色んな役でたびたび起用されましたし、その澄んだ歌声は忘れられませんよね。

とくに「第2楽章の清らかさ」は絶品な名盤です。

モーツァルトの歌ごころを、理想的に表現できる歌い手さんのひとりがエディット・マティスと言ってもいいくらいです。

さあ、可愛らしい花園へようこそ…。 

 

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【まとめ】モーツァルト《エクスルターテ・ユビラーテ》

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さて、モーツァルト《エクスルターテ・ユビラーテ》の解説とおすすめ名盤はいかがでしたか?

 

  • まるで天国…♫
  • 天使は空を舞いあがり
  • そして、踊って歌いだす♫

 

そんな光景が耳を通して、ありありと見えてくる。

 

こんな小さな作品の中にも美しいメロディがいっぱい…♫ 

 

それが、モーツァルトの素晴らしいところでもありますね…。

 

 

 

 

 そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

 

たくさんな、楽しみが満喫できる。

 

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は、以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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