アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説します。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方もお伝えしますよ♫

春に聴きたい【おすすめクラシック15選】ピアノと合唱、オーケストラ

モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》【名盤3選と解説|感想】可愛らしい春の歌

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まさしく《春》

傑作群の始まり!

気持ち軽やかな名曲♫

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傑作群!「ハイドン・セット」とは、弦楽四重奏曲の第14番から19番のことですね。

今回は、その「ハイドン・セット」始まりの曲、モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》の解説とおすすめ名盤を紹介です。

【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】

【解説】モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》

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モーツァルトの弦楽四重奏曲に対するこんな解説があります。  

ハイドンがモーツァルトの父親レオポルトに向かって(中略)「神様にかけて誓いますが、あなたの息子さんは、わたしの知っている誰よりもすぐれた作曲家です」と太鼓判を押した、と伝えられる…

出典:志鳥栄八郎 著 「新板 不滅の名曲はこのCDで」P242より引用

1785年1月15日と2月12日の2日間、モーツァルトはウィーンの自宅にハイドンを招いて弦楽四重奏曲第14番を含む6曲の弦楽四重奏曲を演奏しました。

解説の言葉が語られたのは、この演奏会の際でのことでした。

 

この「6曲の弦楽四重奏曲」とは、別名をハイドン・セットと言います。

どの曲も素晴らしい曲であることは言うまでもありませんが、モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》はハイドン・セットの記念すべき第1曲目です。

後に《春》と名付けられるだけあって、

  • 可愛らしく
  • あたたかく
  • モーツァルトらしい…

そんな1曲に仕上がっていますよね。 

【各楽章を解説】モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》

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それでは、各楽章について解説します。

モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》は、第1楽章から第4楽章までの4曲で成り立っています。

第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ(非常に、快活に速く)

始まりからして、清く澄んでる「春の小川」のよう…

  • はつらつ!
  • キラキラ!!
  • 美しい!!!

そんな春の風景がありありと見えるようでウキウキ楽しいハイドン・セットの始まりであり、モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》の始まりの第1楽章です。 

第2楽章 メヌエット:アレグロ・トリオ(踊るように速く)

第2楽章も第1楽章の明るさをそのまま引き継いで、流れるような美しいメロディが展開します。

楽しく踊るようでありながら、どことなくさみしさも含んだ深い彩りの1曲でもあります。 

第3楽章 アンダンテ・カンタービレ(歩くような速さで歌うように)

ここでゆったりとした楽章へと入っていきますね。

春は夕暮れも嬉しい…。

風は、前髪をもてあそぶし、花のいい香りを運んできてもくれる…。

「ああ、なんだか幸せ…」。

そんな、ホンワカとしていて柔らかい時間を過ごしたい時にピッタリの1曲かも…ですね…。 

第4楽章 モルト・アレグロ(非常に速く)

アップテンポでウキウキと弾む、まさしく「春」の喜びのような1曲です。

ハイドン・セットの始まりの曲モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》の終わりは、

「さあ、まだまだ書くぞ!!」 

そんな若きモーツァルトの「ほとばしる音楽への情熱」のように聴こえてきます

そんな嬉しくも楽しい気分の1曲です。 

【名盤3選の感想と解説】モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》

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スメタナ四重奏団 

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

透明感と開放感がたまらない名盤です。

とくにモーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》では、このスメタナ四重奏団の良さが存分に生かされていて嬉しい名盤でもあります。

深い技巧を持ちながらも、全くもって堅苦しさが感じられないところが驚きです。

心底、

  • 楽しく
  • 心地よく
  • 喜ばしい…

そんな響きを感じられる名盤でもありますね。

 

アマデウス四重奏団 

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アルパカのおすすめ度★★★★☆

【名盤の解説】

まさしく「モーツァルトの歌がギュギュッと詰まった」名盤です。

  • 慌てず
  • ゆったりと
  • 腰を据えている

そんな演奏は、モーツァルトの音楽の深い理解とそこから来る自信のなせるワザなのでしょうか?

モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》にしては、遊びが少ない気はしますがこの生真面目さこそがアマデウス四重奏団の持ち味ですね。

モーツァルトをモーツァルトらしく聴きたい時の名盤です。  

ジュリアード四重奏団 

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アルパカのおすすめ度★★★☆☆

【名盤の解説】

派手さこそないものの、その淡々とした表現の中からモーツァルトの音楽が持つ本来の素朴さ美しさが流れて出てくる名盤です。

柔らかい表現がモーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》の演奏として、なんともピッタリときます。

少しライトな感覚で聴きたいときにはこんな名盤はいいですね。

 

 

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【まとめ】モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》

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さて、モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》の解説とおすすめ名盤はいかがでしたか? 

 

傑作群である弦楽四重奏曲の第14番から19番「ハイドン・セット」の始まりのモーツァルト:弦楽四重奏曲第14番《春》。

 

まさしく「春らしくも明るく美しい…」。

そんな名曲です。

 

「ちょっと心が下降気味なのよ…」

 

そんな時にはよく聴く(効く)一服の清涼剤にもなりますよ〜♫ 

 

 

 

 そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

 

たくさんな、楽しみが満喫できる。

 

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は、以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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