アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説します。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方もお伝えしますよ♫

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ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲【解説と名盤2選】

彩り豊かな

民族性と

ドヴォルザークらしさ♫

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多くのピアノ五重奏曲の中でも湧き出る楽想が美しく、民族性もたっぷり

 

今回は、ドヴォルザーク《ピアノ五重奏曲》解説とおすすめ名盤を紹介です。

【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】

【解説】ドヴォルザーク《ピアノ五重奏曲》

他との比較と特徴

ボヘミアの郷土色をたいせつにした作品を、数多く書いたドヴォルザークは、 交響曲や「スラヴ舞曲集」のような管弦楽曲のほかに、室内楽曲でも、独特の民族的なリズムを用いた名作を残している(中略)全体にすっきりとしたさわやかな歯切れのよさと、ゆったりと流れるメロディーラインの美しさが、実によくミックスされた音楽となっているのである。 

出典:志鳥栄八郎 著 「新版 不滅の名曲はこのCDで」P264より引用

 

ピアノ五重奏曲は多くの作曲家が残しているジャンルです。

 

基本的にピアノ五重奏曲の編成は以下の通りです。(モーツァルトとシューベルトは特殊な編成)

ピアノ

ヴァイオリン×2

ヴィオラ×1

チェロ×1

 

(注)ちなみにモーツァルトのピアノ五重奏曲の編成は「ピアノ及び、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、」シューベルトは「通常のピアノ五重奏曲のヴァイオリンが1挺になり、その分がコントラバスに変更になります」。

とくにシューマンとブラームスのピアノ五重奏曲は有名ですが、ドヴォルザークのピアノ五重奏曲は以下の要素が特徴として強いと言えます。

  • 楽想の豊かさ
  • 民族性の濃さ
  • あふれる郷土色

 

ドヴォルザーク《ピアノ五重奏曲》は1887年に作曲されています。同じころにはドヴォルザークの有名な曲が生まれた年でもある言わば作曲の充実期にあたります。

以上のことからも《ピアノ五重曲》の充実度や完成度の高いことが納得できます。

初演:1894年1月1日ボストンにて

演奏:クナイゼル弦楽四重奏団

編成:

ピアノ、ヴァイオリン×2ヴィオラ×1、チェロ×1

【各楽章を解説】ドヴォルザーク《ピアノ五重奏曲》

第1楽章 アレグロ・マ・ノン・タント

ボヘミアの自然を思わせる、なんとものどかな雰囲気を持った明るい旋律からはじまります。その後すぐに「憂いを帯びたドヴォルザーク節」が覆っていきます。

その憂いは熱情へと変化を遂げていき、ピアノが歌えば弦楽器は応え、弦楽器が歌えばピアノが応えるという会話を展開していきます。

音楽は盛り上がっては歌い、盛り上がっては歌いを繰り返しながらも深い感情を漏らしながらも感動的に第1楽章を終えていきます。

 

第2楽章 ドゥムカ:アンダンテ・コン・モート

第1楽章で表れた憂いの基調が第2楽章ではより深まっていきます。ドゥムカとは憂いを込めたスラブ民族舞曲のことを言います。

ドヴォルザークらしい旋律美と郷土色が色濃く出ながらゆったりと展開します。

 

第3楽章 スケルツォ(フリアント):モルト・ヴィヴァーチェ

フリアントとはテンポの早いチェコの民族舞曲のこと。途中でゆったりとした調和的な響きの流れを聴かせますその後、切れの良い3拍子を刻みながら音楽が展開する痛快な楽章です。

 

第4楽章 ファイナル:アレグロ

華々しく展開する最終楽章ですが《ピアノ五重奏曲》全体に流れる憂いの基調は残しつつ展開します。

ピアノと弦楽器の積極的な語り合いを聴かせながらその積極性は熱を帯び、エスカレートしていきながら感動的なラストを迎えます。

 

【名盤2選の感想と解説】ドヴォルザーク《ピアノ五重奏曲》

 

ヤン・パネンカ:ピアノ スメタナ四重奏団

 

アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

繊細さを持つ美しいパネンカのピアノは優美な魅力のドヴォルザーク《ピアノ五重奏曲》にはピタリとはまる感覚の名盤です。

パネンカとともにドヴォルザークの旋律美を高度な技術で聴かせるスメタナ四重奏団の音の美しさも筆舌に尽くしがたいものがあります。ドヴォルザークらしい郷土色の豊かな民族性も楽しめます。

繊細な表現での憂いの旋律に触れることで伝わってくるものは心地よい緊張感とでもいうべきもので背筋を通る冷たい風すら感じます。

 

スヴァトスラフ・リヒテル:指揮 ボロディン弦楽四重奏団

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

華やかでダイナミックなリヒテルのピアノで聴くとドヴォルザークの《ピアノ五重奏曲》がこれほどまでに深い情感が込められていたのだと感じさせてくれます。

ボロディン弦楽四重奏団の細やかなニュアンスを大切にしながらもリヒテルのダイナミズムにしっかりついていくだけの骨太さも持っている名盤です。

ドヴォルザーク《ピアノ五重奏曲》の本来持つ楽想の豊かさを存分に味わえる名盤でもあります。

 

【まとめ】ドヴォルザーク《ピアノ五重奏曲》

さて、ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲の解説とおすすめ名盤はいかがでしたか?

 

ドヴォルザークの他の有名曲に比べますと演奏機会が少ない名曲ピアノ五重奏曲です。

  • 楽想の豊かさ
  • 民族性の濃さ
  • あふれる郷土色

ドヴォルザークの持つ魅力が密度の高さを保ちながら完成された名曲でもあります。

ぜひ一度聴いてみてくださいね。

 

 

 

 そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

 

たくさんな、楽しみが満喫できる。

 

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は、以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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