アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方を解説します。

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番【3枚の名盤解説】澄んだ空の青さのようなさわやかさ

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たまった感情のチリを、落としたい時に聴きたい♫

澄みきった音の魔法に、かかっちゃおう!


モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲 第3番 第1楽章

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清らかな香気と、躍動する霊感(インスピレーション)

心をきれいに洗える名曲!!

【解説】モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番

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霊感あふれる、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番のこんな解説があります。 

若々しい霊感と流行の要求とで二重に単純化された、豊かなモーツァルトが生まれ出ようとしているのである。

楽想、楽想、奔流のように現われる楽想……

あまりにも霊感にあふれるこの音楽家はそれらをひとつひとつ捉え、(中略)それらが躍動するのを眺めるだけで充分である。

あの信じがたい色とりどりの香気の中(中略)それらのみずみずしさや、豊かさにどうしてうっとりしないでいられようか?

出典:アンリ・ゲオン 著 高橋英郎 訳「モーツァルトとの散歩」p85より引用

この、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲を、ここまで素晴らしく表現した一文も珍しいですよね。

その「香気」や、「みずみずしさ」は、さわやかな柑橘(かんきつ)系というところ。

心をさわやかに、明るくしてくれます

【各楽章を解説】モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番

それでは、各楽章について解説したいと思います。

この曲は第1楽章から第3楽章までの3曲で成り立っています。

第1楽章 アレグロ(速く)

「香りの高さ」と、「さわやかさ」が交互に、そして常に、ただよい流れ続ける、モーツァルトらしい気高いオーラをまとった、素晴らしい1曲です。

今まで雲っていた空が、いきなりスカッと、晴れ渡った時のような爽快さですね。

第2楽章アダージョ(ゆっくりと)

調和と、静けさと、やさしさが含まれた1曲。

朝のゆるい光に起こされて、ゆったりと目を覚ましていく。

そんな気持ちよさに近い感覚です。

ほんの少しだけ、開けておいた窓からは、音もなく、わずかな風が、入り込みながら、透明なレースのカーテンと遊んでる

そんな、柔らかいイメージを思わせてくれますね。

第3楽章「ロンドーアレグロ(速く)」

第1楽章も明るい1曲ですが、それに「元気さ」も加わっています。

一瞬メランコリックな曲調も現れますが、それは、この第3楽章の明るさを引き立てるためのもので、そのコントラストが素晴らしいですね。

澄んだ空を思わせてくれる心、晴れやかになれる1曲です。

【アルパカの体験談】モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番

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「旋律は音楽の魂である」とはブルッフ(19世紀に活躍した音楽家)の言葉ですが、まさしくモーツァルトの音楽はその「音楽の魂」であるところの、美しい「旋律」に満ち満ちていますね。

アルパカが、クラシック音楽に興味を持ったのは、モーツァルトの音楽がキッカケでした。

そして、当時、ほとんどモーツァルト以外の作曲家の音楽は、聴いていなかったと思います。

その原因はやっぱり、その美しい「旋律」にあったと思います。

音楽において、「旋律」が美しいということは、たまらない魅力があるものですね。

調和に満ちた、モーツァルトの音楽。

「狭い心」や、「人と争う気持ち」などを調和して、広い心に導いてくれる力をモーツァルトの音楽は持っているのではないかな?

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番のような名曲を聴いていると、そう思います。

【3枚の名盤を解説】モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番

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ヘンリック・シェリング:ヴァイオリン
サー・アレクサンダー・ギブソン:指揮
ニューフィルハーモニア管弦楽団

アルパカのおすすめ度★★★★★

端正で整った中に、気品が漂う、素晴らしいヴァイオリンを聴かせてくれる、シェリングの名盤。

奥ゆかしくも、やさしいモーツァルト演奏のひとつの理想。

晴れやかな、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番の演奏には、とてもピッタリ来る音世界

そんな名盤です。

アルテュール・グリュミオー:ヴァイオリン
サー・コリン・デイヴィス:指揮
ロンドン交響楽団

アルパカのおすすめ度★★★★☆

なんとも優雅で、豪華、そして、美しく歌うモーツァルトなことでしょう。

バックの指揮者、デイヴィスやロンドン交響楽団の演奏は、パンチが効きすぎかもしれませんが、深い香りが漂う名盤。

ほんの少し速めのテンポで、キレも良く、この、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番のフレッシュな感覚が表現されていて好感度の高い名盤です。

サイモン・スタンデイジ:ヴァイオリン
クリストファー・ホグウッド:指揮
エンシェント室内管弦楽団

アルパカのおすすめ度★★★★☆

素朴で、無邪気、かすれたハスキーな魅力の名盤

「時には、遊び心が欲しくなる」モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番にはいいかも。

モーツァルトの活躍した当時の、雰囲気をかもす18世紀サロンのかぐわしいイメージが浮かんできて、とても楽しい名盤。

ケラケラと笑いながらはしゃぐ、子供のような無邪気さに、触れたいときに効く(聴く)名盤とも言えそうです。

【解説と名盤、まとめ】モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番

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さて、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番の、名盤の紹介と、解説はいかがでしたか?

毎日、思い通りに過ごせずに、イライラして、心に感情のチリが、積もっちゃっていませんか?

そんなチリを、掃(は)き清めるなら、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番…ですよ〜

 

 そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

たくさんな、楽しみが満喫できる。

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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