アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説します。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方もお伝えしますよ♫

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モーツァルト:協奏交響曲(K.364)【解説と2枚の名盤の感想】優しさいっぱいの1曲

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2つの楽器がおりなす気の利いた会話。
そこに交わり、楽しい時間の中で、心、遊ばせよう!

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【楽曲を解説】モーツァルト:協奏交響曲(K.364)

こんな解説があります。

第2楽章の手放しの 詠嘆(えいたん)は、特に異例のこと(中略)ヴァイオリンとヴィオラが徹底して競い合うように書かれており、2本の楽器は、相互に、相手の弾いたとおりの楽型(メロディ)を弾くようにできている。その様子はどうみても協奏交響曲ではなく競争交響曲である
(中略)ロマンティックな曲想につられて、演奏する者は多く、録音はかなりの数に上っている。

出典:石井宏・藤田由之・渡邊學而 共著 「モーツァルト名曲名盤101」p92より引用

 以上の解説にありますように、ヴァイオリンとヴィオラが「競争」するように、語り合いを展開する協奏曲です。

でも、その語り合いは決して、けたたましいものではなく、むしろ、優しい香りと味わいをともなった「心地よい語り合い」なのです。

【各楽章を解説】モーツァルト:協奏交響曲(K.364)

それでは、各楽章について解説していきます。

この曲は第1楽章から第3楽章までの3曲で成り立っています。

第1楽章「アレグロ・マエストーソ(堂々と速く)」

太陽の光がやさしく降り注ぐ川のほとり、まさしくその透明で清らかな水面(みなも)に、はじける光でいっぱいのイメージでしょうか。

それは、決してまぶしくなく、「あたたかさを含んだ柔らかい光」という意味での明るさですね。

このモーツァルト:協奏交響曲(K.364)という曲を象徴する出だしの曲ですね。

 

第2楽章「アンダンテ(歩く速さで)」

好きなひととのお別れのときの、悲しくて切ない心情を切々とうたいあげているように聴こえます。

ここでの、ヴァイオリンとヴィオラの語り合いは、憂いを秘めながらも静かに、ゆったりとしたリズムで、水が流れるような速さで行われます。

明朗な第1楽章と第3楽章に挟まれて、それとは対象的な感傷的な1曲です。

 

第3楽章「プレスト(きわめて速く)」

曲調表記にあるように、「きわめて速く」て、活発で明朗な1曲ですね。

第2楽章の悲しさを、一気に吹き飛ばすような心地よい曲がこの第3楽章ですね。

心おどり、楽しい気持ちを満喫(まんきつ)しながらの最終楽章です。

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【2枚の名盤を解説】モーツァルト:協奏交響曲(K.364)

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では、「優しさがいっぱい詰まった」珠玉の名盤CDを2枚、紹介です。

カール・ベーム:指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

この名盤CDの特徴は、ヴァイオリンとヴィオラというメインになる楽器の主張が優先するというよりは、そのバックのオーケストラと調和しているように演奏されています。

睦(むつ)まじい家族を想像するような、ほほえましさを感じますね。

 

イーゴリ・オイストラフ:ヴァイオリン
ダヴィッド・オイストラフ:指揮とヴィオラ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

名前を見ると想像できますが、ヴァイオリンのイーゴリ・オイストラフはヴィオラと指揮を担当するダヴィッド・オイストラフの息子さんです。

つまり、息子がヴァイオリンを担当し、父親がヴィオラと全体の指揮者を兼ねています。

この名盤CDの特徴は、父親のダヴィッドがヴィオラという、ヴァイオリンより低い音域(音域)を担当しながら、さらに、オーケストラを指揮します。

それは、息子のヴァイオリンの魅力を、思い切り引き出して輝かそうという父親の気持ちの表れのように聴こえます。
そんな、なんとも芳(かんば)しい演奏なのですよね。

カール・ベーム指揮の名盤CDが家族団らんのほほえましい姿だとするならば、このオイストラフ親子の名盤CDは、父の、子に対するふところの深い愛情のように聴こえてきてワクワクします。

また、バックのオーケストラが2枚の名盤CDともベルリン・フィルハーモニー管弦楽団であるというところも面白いです。

ちょっとした聴き比べもできて、いいですね♬

 

【解説と名盤、まとめ】モーツァルト:協奏交響曲(K.364)

さて、モーツァルト:協奏交響曲(K.364)、名盤の紹介と解説はいかがでしたか?

今回は「家族」や「親子」という形を音楽の中に感じてみました。

クラシック音楽に限らず、どんなジャンルにしても、歌い手さんや楽器演奏者はじめとしたアーティストのみなさんは、才能は特別なものがあります。

でも、日ごろは私たちと同じく、友人や仕事仲間のことや、家族のことなどで、時に喜び、楽しみ、また時には苦しみ、悲しんでいるものと思います。

そんな背景を想像しながらの音楽鑑賞というものも、なかなかいいものではないかなと、ふと、アルパカは思ったりするのです。

 

 そんなわけで

 

『ひとつの曲で、

たくさんな、楽しみが満喫できる。

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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