アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説します。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方もお伝えしますよ♫

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シューベルト:交響曲《ザ・グレート》【解説と名盤聴き比べ|感想】

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みなぎる活力!

爽快感!

なんともグレートな交響曲♫

 

(youtubeをポチって音楽を聴きながら読んでみてくださいね。”iPhoneの場合は全面表示されてしまったら2本指で内側にむけてピンチインしてください。”) 

「天国的な長さ!!」

そんなシューマンの言葉も遺る交響曲《グレート》

あの優美なシューベルトが…なんで…???

そんな、

  • 堂々として
  • 巨大で
  • 偉大

シューベルト交響曲《グレート》、解説とおすすめ名盤を紹介です。 

 

【解説】シューベルト:交響曲《ザ・グレート》

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シューベルト:交響曲《ザ・グレート》のこんな解説があります。  

シューベルトが生涯の最後の年に書いた大作器楽曲である。その前年、敬愛するベートーヴェンが去り非常な衝撃を受けたシューベルトが、まさか次は自分の番と思うはずもなく創作意欲を燃やして、偉大な先人の後継者たるべく器楽曲の大作に相次いでとりくんだとしても不思議はない。(中略)美しい抒情味をたたえた旋律主題はシューベルト以外の誰も創造しえないものだが、その巨大な構成は浪漫派に先駈けて、交響曲の未来を暗示する。

出典:諸井誠 著 「交響曲名曲名盤100」P68より引用

 

シューベルト自身がウィーン楽友協会に楽譜を献呈した際「演奏が困難」という理由で演奏されることはありませんでした。

その後シューベルトは他界しますが、これからさらに1年後シューベルトの自宅を訪れたシューマンは交響曲《ザ・グレート》の自筆譜を発見します。

その際シューマンはとても驚いたようです。

なぜならシューマンによるシューベルト評は

  • 歌曲
  • 室内楽
  • ピアノ曲

そんな「小規模な楽曲の作曲家」であって、これほどまでに巨大で勇壮な交響曲作家とは考えていなかったからです。

この後シューマンはなんとしても演奏にこぎつけたいと考え、さっそく親友のメンデルスゾーンに相談を持ちかけます。

そしてその年、メンデルスゾーン自身が指揮するゲヴァントハウス管弦楽団によってシューベルト:交響曲《ザ・グレート》は見事、初演に成功したのでした。

そして、解説にもありますように「その巨大な構成は浪漫派に先駈けて、交響曲の未来を暗示する」1曲となったのでした。

ちなみに「ザ・グレート」という副題はなぜついたのでしょうか。

シューベルトにはハ長調の交響曲が2曲ありますがそれが「交響曲第6番」と「交響曲《ザ・グレート》」です。

そして、「交響曲第6番」を「小ハ長調」、「ザ・グレート」を「ハ長調」と呼びます。

つまり、シューベルトの交響曲な中の「大きな(グレート)なハ長調交響曲」という意味で呼ばれるようになった。

それがシューベルトの交響曲《ザ・グレート》の命名の理由なのです。

 

【各楽章を解説】シューベルト:交響曲《ザ・グレート》

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それでは、各楽章について解説したいと思います。

シューベルト:交響曲《ザ・グレート》は第1楽章から第4楽章までの4曲で成り立っています。

第1楽章 アンダンテ:アレグロ・マ・ノン・トロッポ(歩く速さで:速く、しかし速すぎないように)

ホルンが静かに歌い出します。

するとそこへ弦楽器とオーボエが絡みながら、展開して交響曲《ザ・グレート》 の序章となります。

この序章がだんだんと熱と勢いを増していきます。

すると、その勢いはさらに高まっていき、それとともにテンポを速めていきます。

  • 明るく
  • うるわしく
  • そして、力強い

そんな劇的な展開と転調を聴かせながら、シューベルト独特の歌を歌います。

美しいメロディとパンチの聴いたリズム、シューベルトの曲の中でもひときわ元気な交響曲《ザ・グレート》のはじまりです!!

 

第2楽章 アンダンテ・コン・モート(歩く速さで、動きをつけて、速めのテンポで)

第1主題はメインメロディをオーボエが歌い始めます。

弦楽器を中心にした伴奏は

タンタン、タンタン ♫

タンタン、タンタン ♫

タンタン、タンタン ♫

と、第1主題を歌う小気味いいオーボエの歌を引き立てます。

第2主題は流れるような曲調に変わり、シューベルトらしい美しいメロディで組み立てられています。

そして、再びオーボエが歌い始めて色鮮やかに展開しながら、さらに再び第2主題が現れながら第2楽章を終わっていきます。 

第3楽章 スケルツォ・アレグロ・ヴィヴァーチェ(軽やかに、快活に速く)

きびきびした「弦楽器が刻むリズム」の中で、元気よく展開する歌の中に優美な木管楽器が歌をはわせてきます。

とてもテンポのいい舞曲風の1曲でこの第3楽章もシューベルトらしい歌でいっぱいの素晴らしい楽章です。 

第4楽章 ファイナル・アレグロ・ヴィヴァーチェ(終曲、快活に速く)

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ダッダ、ダアアア♫

ダッダ、ダアアア♫

勇壮な交響曲《グレート》のファンファーレが鳴り響きます!!

 

この

ダッダ、ダアアア♫

のノリとリズムのままに貫かれながら

  • 元気に
  • 激しく!
  • 勇ましく!!

 

展開します!!!

 

そして、途中第2主題が管楽器によって流れますが、このメロディはベートーヴェンの交響曲第9番の「歓喜の歌」から引用されています。 

これぞ、グレートなベートーヴェンへ贈るシューベルトによる最大の賛辞(オマージュ)!!!

 

そして、

 

叫び!!

躍動し、

吠えながら!!!

 

このすさまじくグレートな交響曲は爆発的な頂点を迎え、一気に幕を下ろすのです!!!

 

【3枚の名盤の感想と解説】シューベルト:交響曲《ザ・グレート》

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ヘルベルト・フォン・カラヤン:指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 

 

 

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 アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

「カッコいい! 」が極まった名盤!!

 ヴィジュアルまでカッコよかったカラヤンの

  • スルドイ!
  • 快速!!
  • 気持ちいい!!!

…そんな系統の名盤!!

シューベルト:交響曲《ザ・グレート》に秘められた「洗練されたファッション性」をえぐり出した帝王カラヤンの面目躍如!!

ぜひ一度この名盤で《ザ・グレート》を!!!

 

 

カール・ベーム:指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 

 

 

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アルパカのおすすめ度★★★★★

【名盤の解説】

抜け目ない完璧主義のカラヤンの名盤に疲れたら、シューベルトらしい可愛らしい調和的響きを取り入れたこんなベームの名盤もいいですね。

テンポも落ち着いていてどちかというと「歌のシューベルト」の要素が濃厚な名盤です。

 

ブルーノ・ワルター:指揮 コロンビア交響楽団 

 

 

アルパカのおすすめ度★★★★☆

【名盤の解説】

「歌」のシューベルトが作曲した交響曲《ザ・グレート》 の歌心がかぐわしく漂う名盤です。

今ひとつ勇壮さやパンチ力は感じられませんが、本来の「ほっこり歌ごころ系」のシューベルト感をともなった演奏が聴きたい時にはこの名盤です。

アルパカ個人としてはこの名盤がシューベルト:交響曲《ザ・グレート》の愛聴盤ですね。

 

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【まとめ】シューベルト:交響曲《ザ・グレート》

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さて、シューベルト:交響曲《ザ・グレート》の解説とおすすめ名盤はいかがでしたか?

  • 堂々として
  • 巨大で
  • 偉大

そんな聴くものを元気にしてくれる曲がシューベルト:交響曲《ザ・グレート》ですね。

シューベルトのらしさも、たくさん散りばめられていて心底楽しくて明るい交響曲なのですね。

さあ、イマイチ元気の出ない毎日にガツン!と、パンチの効いたシューベルト:交響曲《ザ・グレート》を聴いてやる気、取り戻そう!!

 

 

 そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

 

たくさんな、楽しみが満喫できる。

 

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は、以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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