無垢な清らかと
透明感のある美しさ
それが、ラヴェルの音楽、とりわけアダージョ曲の特徴です。
忙しい毎日の中で「本当の心」を失いそう…
そんなあなたに聴く(効く)ラヴェルの美しいアダージョ曲
さあ、夜のとばりが降りた孤独な夜に…
一服の癒やしの曲
ラヴェルの美しいアダージョを聴いて、
心、楽しく美しく過ごしましょ…
ラヴェル【美しいアダージョ曲5選】を紹介
ピアノ協奏曲 第2楽章(アダージョ・アッサイ)
繊細なピアノが「美しき孤独」を歌うと、それに寄り添うように歌うは優しい管弦楽…。
その中でも「ピアノの孤独」にとりわけ思いやりを示すのは「イングリッシュ・ホルン」。
ピアノがメインの旋律を歌えばイングリッシュ・ホルンが応えます。
でもその逆にイングリッシュ・ホルンがメインの旋律をうたうとイングリッシュ・ホルンを支えるピアノ。
なんとも「睦まじくも優しい楽器たち」の活かし合いや支え合う姿が微笑ましい極上のアダージョです。
ラヴェル《ピアノ協奏曲》についての詳細記でしたらコチラです↓
亡き王女のためのパヴァーヌ
じんわり心が満たされて、
癒やしの光が降りてくる
《パヴァーヌ》とは、16世紀ころからヨーロッパの宮廷で普及していた「男女による、非常にゆったりとした舞踏」のこと。
画家ディエゴ・ベラスケスの《スペインの王女、マルガリータ》の子供の頃を描いた絵画があります。
ラヴェルがルーヴル美術館でこれを見た際のインスピレーションが元となって作曲された曲ですね。
ラヴェルの楽曲の中でも特に有名なもののひとつです。
ラヴェル《亡き王女のためのパヴァーヌ》についての詳細記でしたらコチラです↓
マ・メール・ロワ《第5曲:妖精の園》
「まるで妖精が踊っているよう…♫」
「子供好き」のラヴェルが紡ぎ出した「音楽によるおとぎ話の世界」《マ・メール・ロワ》そう、それはマザーグースのこと。
古来イギリスで歌われてきた童謡集のですが、ラヴェルはそんな素朴な世界を見事な音楽詩篇として作曲しました。
「なんで毎日苦しいの…」
「それは大人になったから…♫ 」
大人になることで、子供の頃には手に入れられなかった多くのものを手に入れて満足を得られた私たち…。
「…で、今、幸福なの…?」
「…。」
さあ、ラヴェルの《マ・メール・ロワ》が本当の「幸福」を教えてくれますよ…。
ラヴェル《マ・メール・ロワ》についての詳細記でしたらコチラです↓
ダフニスとクロエ 第Ⅲ部 第1曲《夜明け》
ギリシャを舞台にした素朴な恋の物語り。
- 牧歌的で…
- おおらか…
- 深い青をたたえた海…
そんな映像がありありと浮かんでくる海がテーマの癒やしの1曲♫
ラヴェル《ダフニスとクロエ》についての詳細記でしたらコチラです↓
高雅で感傷的なワルツ《第2曲 アセラン(十分に遅く)》
なんだかアンニュイ(退屈)な午後…。
そんな「ほんの少しの眠気の中にある時」、そっと流したい1曲。
細やかな感性を表現することに長けていたラヴェルの「高雅な時間」を提供してくれる「感傷的なワルツ」です♫
ラヴェル《高雅で感傷的なワルツ》についての詳細記でしたらコチラです↓
まとめ ラヴェル【美しいアダージョ曲5選】
さて、ラヴェル【美しいアダージョ曲5選】はいかがでしたか?
忙しい毎日の中で、時間のないあなたへラヴェルの「癒やしの曲」をサクッと5曲を選んでみました。
「辛い、苦しい、わずらわしい…いっそ今の環境から逃げ出したい…」
そんな時には、「ほんの少しの時間」と「ラヴェルの美しいアダージョ」があれば、自分…取り戻せますよ。
ラヴェルに興味が出た、もう少し聴いてみたいという方はこちらの記事がおすすめです。
ジャンルを問わずにラヴェルの素晴らしい楽曲を17曲ほど選んでみましたです。
はい。
ぜひ訪れてみてくださいね。
そんなわけで…
『ひとつの曲で、
たくさんな、楽しみが満喫できる。
それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』
今回は、以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。