アルパカと聴く幸福なクラシック

クラシック音楽が大好きなアルパカが名盤を解説します。曲のなりたちや魅力、おすすめの聴き方もお伝えしますよ♫

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モーツァルト:オペラ《魔笛》【あらすじ】と【3枚の名盤の解説と感想】「夜の女王のアリア」も素晴らしい!!

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楽しいメルヘン

素朴で美しい旋律

ファンタジックな冒険劇!! 


モーツァルト 《魔笛》 「夜の女王のアリア」 ルチア・ポップ

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モーツァルト作曲の幻想的なオペラ《魔笛》。

 

あらすじと魅力の解説と感想です。

 

【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】

【解説】モーツァルト:《魔笛》

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モーツァルト:オペラ《魔笛》の素晴らしさがわかる、こんな解説があります。 

物語は、夜の女王の娘パミーナと王子タミーノを中心に、

その従者パパゲーノとパパゲーナの二組の恋人たちが巻き起こす奇想天外なものだが、

このオペラは、ベートーヴェンが「モーツァルトの最上のオペラ」と言って絶賛しているし、

ワーグナーもまた「真のドイツ・オペラはこの『魔笛』からはじまる」と言ったという傑作となっている。

出典:志鳥栄八郎 著 「不滅の名曲はこのCDで」P383より引用

 

モーツァルト:オペラ《魔笛》は、

 

  • ファンタジックな冒険劇
  • 善悪が逆転する意外な展開
  • エジプトの神話の要素が含まれている

 

以上のような特徴があり、興味が尽きません。

 

そして、なんと言っても

 

歌と音楽が名曲ばかり…なのですね♫

 

そんな有名な作曲家たちも絶賛するモーツァルトの人生最後の名作オペラ《魔笛》の解説と名盤の紹介です!

 

【あらすじと感想、解説】モーツァルト:《魔笛》

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さて、神話的ファンタジーの要素のある、モーツァルト:オペラ《魔笛》のあらすじを解説します。

 

登場人物は以下の通りです。

 

登場人物

  • タミーノ王子(テノール)
    パミーナに好意を寄せ、心をつかむために試練をも恐れない

  • パミーナ(ソプラノ)
    夜の女王の娘であり、タミーノ王子に心を寄せ、清き心をもつ《魔笛》のヒロイン

  • パパゲーノ(バリトン)
    タミーノ王子と冒険をともにする鳥の捕獲をなりわいにするおどけもの

  • パパゲーナ(ソプラノ)
    パパゲーノの恋人

  • ザラストロ(バス)
    神殿に仕える徳高き祭司であり、世界の平和を願っている

  • 夜の女王(ソプラノ)
    世界を闇に覆うべく、悪事をたくらむ夜の支配者

 

モーツァルト:オペラ《魔笛》は、全2幕で成り立っています。

第1幕 冒険のはじまり、悪の正体が暴かれる!


おれは鳥刺し (魔笛) マンフレート・ヘム

 

舞台は古代のエジプト。

 

岩山で大蛇に追われるタミーノ王子は、気を失い万事休す。

と、その時、夜の女王に仕える3人の侍女たちが現れ、応戦し、大蛇を倒します。

意識を回復したタミーノ王子に夜の女王の侍女たちは語ります

女王の娘、パミーナが、悪人ザラストロにさらわれたので助けて欲しいと…

そして、救出に成功すれば、パミーナとタミーノ王子との結婚を許すとの夜の女王の意志を伝えます。

そして、夜の女王の侍女たちはパミーナの絵姿を見せます。

それを見て、ひとめ惚れしたタミーノ王子は、王子のお供で、鳥の狩猟をなりわいとする陽気なパパゲーノを連れて、パミーナを救い出しに出発するのでした。

何かあったときのために、3人の侍女たちから「魔法の笛」を与えられて…。

 

タミーノ王子とパパゲーノはザラストロの神殿で、はぐれてしまいましたが、先にパミーナを見つけたのはパパゲーノでした。

パパゲーノが連れてきたパミーナは、タミーノ王子と対面して、2 人はお互いが運命の相手と確信します。

 

そこで、実は、ザラストロは悪人ではなく、むしろ徳の高い祭司であることがわかります。

そして、清き心の持ち主であるパミーナを、「本来、悪なる存在」である夜の女王からザラストロが救い出した事実を、タミーナ王子は知るのでした。

 

第2幕 与えられた試練と大団円!

タミーノと、パパゲーノはザラストロから「聖黙(しょうもく)」の試練を与えられます。

聖黙(しょうもく)とは、いっさい言葉を語らず、自分の考えをじっくり深めることです。

 

そのため、一切口をきいてくれなくなったタミーノ王子に対して、事情を知らないパミーナは「嫌われた」と思い、落ち込み自ら命を断つことを考えはじめます。

と、そこに 3 人の子どもが現れ「タミーノ王子は本当はあなたを愛している」とパミーナに告げます。

 

その後、タミーノ王子とパミーナは試練を乗り越えつつ、きずなを深めていきます。

タミーノ王子とともに、聖黙(しょうもく)試練を与えられたパパゲーノは、何度も脱落しながらも最後にはパパゲーノという恋人にめぐり逢うことができました。

 

そして怒りにかられた夜の女王のほうは、行動を起こし、ザラストロの神殿へと向かいます。

しかし、夜の女王は天からの雷に打たれるとともに地獄へと堕ちていくのでした。

 

そして、太陽の光がさんさんと降りそそぐ中です!

「エジプトの神オシリス」と、「その妻であり女神であるイシス」に対する讃歌(さんか)を合唱し、物語は幕を閉じるのです。

 

【3枚の名盤を解説】モーツァルト:《魔笛》

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オットマール・スイトナー:指揮
ドレスデン歌劇場管弦楽団・ライプチヒ放送合唱団

 

アルパカのおすすめ度★★★★★

 

なんとも

  • 優しくて
  • 柔らかくて
  • かぐわしい

そんな優しい感触の音が奏でられる名盤です。

モーツァルト:オペラ《魔笛》のメルヘン要素がもっとも濃く表れています。

「地味な印象」を感じることがあるかもしれません。

けれども、なかなかどうして、モーツァルト:オペラ《魔笛》は、主張が強くあっては本来の神秘感がこわれてしまいます

そういった意味でもスイトナー指揮の名盤は、「語りすぎない」オススメ名盤なのですね。

歌手としてはペーター・シュライヤーのタミーノが美しくバックの合唱も素晴らしい名盤です。

 

カール・ベーム:指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団&RIAS合唱団

 

アルパカのおすすめ度★★★★☆

風格のヴンダーリヒのタミーノ王子、ディースカウのパパゲーノも聴きどころの名盤です。

しっかり構築されたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の音は絶品ですが、スイトナー版に比べると柔らかさが減ります。

ただ、これも好みの差かと思いますし、十分聴きごたえのある名盤であることは間違いありません。

カール・ベームの流れるようなモーツァルトはやっぱり素晴らしい。

そんな名盤ですね。

 

サー・ネヴィル・マリナー:指揮
アカデミー室内管弦楽団

アルパカのおすすめ度★★★☆☆

清らかなマリナーの澄んだ響きのモーツァルト:オペラ《魔笛》です

インパクトが弱いかも…。

でも、全体として聴くと、心地いい印象を残してくれる名盤です。

派手さはなくともマリナーのモーツァルトらしい柔らかさは全編に流れているとも言えますね。

 

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【解説と名盤、まとめ】モーツァルト:《魔笛》

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さて、モーツァルト:オペラ《魔笛》の、あらすじと名盤の紹介、解説はいかがでしたか?

 

ベートーヴェンをはじめ、大作曲家たちの評価も高い、「メルヘンチックであり、また「ファンタジック」でもある楽しいオペラ《魔笛》

メロディの美しさもこの上ない名曲オペラでもあります。

オペラを聴くには、

  • オペラを聴くには忙しくて時間がない
  • 生で聴くには値段が高すぎる
  • 名曲オペラでも、さすがに長時間すぎて飽きる

そんな時は

  • ネット上には、あらすじを紹介した記事は、たくさん見つかりますし
  • オペラを聴くには名曲を抜粋した時間の短い名盤もたくさんあります
  • また音楽視聴用アプリを使えばいつでも気軽に聴くこともできますね。

 

毎日の忙しい中でも、ぜひ、オペラの中の、たくさんな名曲たちに出会ってワクワクしてみませんか

 

 そんなわけで…

 

『ひとつの曲で、

たくさんな、楽しみが満喫できる。

それが、クラシック音楽の、醍醐味ですよね。』

 

今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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